2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

免疫力の付加は医療行為ではなく・・・

・スナックの治療空間化(予防接種は「治療」ではないのツッコミの可能性あり――だから看護師法関連の違反で逮捕) ・X容疑者が善意でおこなったからよいという考え方。接種を受けた人の便益はその病気のリスクや損害よりも上回るということ。 ・営業妨害とい…

まだ未定稿

まだ未定稿です。いま見たら、アガンベンやフーコーの文献が欠けていることも発見しました。 分量的にビンビンのオーバーです。とりあえず言いたいことを全部書いたものを皆さんにお渡しして、当日の発表では短いヴァージョンを口頭で読み上げるつもりです。

さっさとやりな、楽しませてくれ

さて、人類学の今後については、私は20名規模の若手の研究者の2泊3日程度の道場(その中にも師範は、津軽三味線、裏千家から柳生心影流までなんでもある)を年1回やってゆく(少なくとも5回できれば10回まで)というのが、一番パフォーマンスがよいので…

呪術で人は殺せるのか?

今日「呪術で人を殺せるか」のテーマで授業しましたが、学生の感想ペーパーには、他のものにはない異様な関心がありました。 ◎呪術で人は殺せるのか? http://cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/080527med.html ==== 追伸 批判をされないから受け入れられ…

パブリック・グッド・リレーション頭(=ズ)

「……(高圧的で酷い役人的文書)……」上に関する私の意見と、改善案の提案。 最近、民間のビジネス本、とくにCSR(企業の社会的責任)やクレーム処理に関する文書、あるいは、クレイマー化する学生・院生の現状と大学側の理性的対応、関連の文献を私(垂水)…

医療人類学さいこ〜う!

医療人類学・再考(最高!)――このギャグ昔も使いましたね。いつだったか? 友人のO先生のブログを発見! ◎医療人類学とは何か? http://blog.goo.ne.jp/katsumiokuno/e/d753f84a0f728c4dd795cc03170e9bf6 ◎文化人類学の原液 http://blog.goo.ne.jp/katsumio…

ボゼ・ゐ・マリア

私は民俗学の論文の形式は、どうも科学的な記述になじなまいものを見てしまうのです。 こういうふうにボゼを記述するとどうでしょうか? ============== (1)クライナー、安田、下野の、ボゼに関する全部のテキストを、転記する。 (2)ヤ…

ごんずい球

10数名というのはちょうど手頃な数ですね。 さて、先生の学生は『水俣学研究序説』原田正純・花田昌宣編は、もう読まれておられますかね。 去年の暮れに、拙僧は相◎社の『ご◎ずい』にこの書評を書いたのですが(下記URL参照) どうも「関係者」の間では、私…

授業改善案

「時間通り終わってほしい」といういつものようなコメントがありましたね。 これは契約という観点から対応すべきで、そうするとやはりグループの発表の数を減らしますかね。 他方「課題が難しい」というのは言語同断・なにおか言わんや、という感じがします…

クオリアの初出は?

クオリア(qualia)はギリシャ語?ラテン語?起源なので、コリャ昔からあるわいと高をくくっていたが…… スタンフォードの哲学事典にはこう書いてある。 ====== "Feelings and experiences vary widely. For example, I run my fingers over sandpaper, smell…

戦慄する大学関係者たち

週末の関西大学のドラッグ(大麻、覚醒剤など)汚染のニュースは、多くの大学関係者にとって戦慄すべき事件であった。 その後の取り調べなどから警察からの会見報道なども、大学は学生の薬物依存についての危機管理がわるいというメッセージを十分に読むこと…

医療人類学のレッスン

『医療人類学のレッスン』紹介何がすばらしいかって?!もちろん私の編著だからなんですが、巷間における大多数の評価は「まえがき」の印象が良く、ここを読むとなぜか元気が湧いてくるらしい。理論、分析枠組、呪術や憑依の解釈、グローバリゼーション、ジ…

まぜこぜの効用

リプライありがとうございました。垂水源之介です。 昨日、○○書店の大阪営業部の若手と中間管理職の人とで「赤色革命」で飲みました。先方の人たちの話についていこうとするのですが、最初は何の話をしているのかわかりませんが、その都度、子供がたずねるよ…

浜四津、渡海、舛添、それぞれ主張は正しい!

朝のワイドショーは、一般財源化で活況を呈する大臣の動きを茶化すコメンテータや馬鹿評論家がいるが、これは愚見だ。不要な道路整備は、過去半世紀にわたってこの日本の各地で年度末改修という醜い風景を作ってきたからだ。浜四津、渡海、舛添、の議員(大…

シジェク・オヤジ・爆裂!

了解、ところでシジェクの The Pervert's Guide to Cinema, 2006 という映画はもうごらんになった? ◎◎はんに急かされてアマゾンUKから届いたものをちらっとみたら最後まで見てしまいました。すごいですね。映像のシジェクにはオトロシイ、カリスマがありま…

コミュニケーションデザインの定義をめぐるコミュニケーション

コミュニケーションデザインの定義をもとめてウェブを放浪しておる。まったくわからない。 経済産業省がもっとも昔に(つまり通産省時代?)定義したとの未確認情報もある。 グッドデザイン賞に「コミュニケーションデザイン」部門というのがあるので、事務…

ギアツのつぶやき……

"Philosophy in a New Key, a survey symbolism, became a best-seller. Langer's earlier absorption into symbolic logic is seen in her attempt to create a rational basis for aesthetics. The work was much influenced by Ernst Cassirer, whose Spr…

バイオ系雑誌のインパクトファクター

FRONTIERS IN BIOSCIENCE; Impact Factor of Journals in the Order of Impact Factor == Severo Ochoa ノーベル賞受賞者の紹介 ウィキ(英語)のSevero Ochoaの項目

スレッド・シークエンス法について

あるブロガーにスレッド・シークエンス法についての解説があった。『LW宗教哲学日誌』の翻訳者の解説だと、一書をなすほど大げさなものらしいので、二の足を踏んでいたのだが、新書版をよんだ書評ブロガー氏が次のような解説をしている。ん〜、それでいいじ…

ヴィトゲンシュタイン異聞

来週の授業「火掻き棒事件をめぐる〈熱い〉記述」を加筆修正する。 「新着掲載記録」に加筆するのも疲れてきて、手を抜いている。本当はもっと激しく更新しているのでおます。 日がな、ヒューベルの回顧記事(生理学雑誌)や視覚生理の本を読む。オックスフ…

イライザの門前にて

「イライザを意識する「私」=人間(動物)には他者とコミュニケーションする社会的能力が備わっている(=生得的に組み込まれている)ために、そのスイッチが容易に入り[なぜ?]、イライザを人間ないしは人間的能力を持っているものと錯認する。これは、…

docta ignorantia

デ・ドクタ・イグノランチア という感じです。前のメールで旨く私が書けなかったのですが、 みんなフロリダのような議論を読んで、腑に落ちるような感じがするのではないでしょうか。とくに日本の書肆もそうですが・・・これを読むのはエクゼクティブか、営…

Brazilian immigration in Japan (editorial of thr herald-asahi)

EDITORIAL: Brazilian immigration/ 05/03/2008/As dusk descended on April 28, 1908, at the Port of Kobe, the steamship Kasato Maru departed with 781 Japanese aboard, bound for Brazilian shores. Last Monday marked the 100th anniversary of the…

The Smith-Kettlewell Eye Research Institute

The Smith-Kettlewell Eye Research Institute ん〜?!日本語から英文のホームページに辿りつくまでに数分を要したぞ。この研究所の日本語に翻訳する人(日本人の研究者)が、英文を併記せずに、適当に訳すから問題なのである。それには著名な下條先生にお…

ethos and eidos

"Concept (from Greek) introduced into anthropology by Benedict (see 1934), and later used famously by Bateson (1938), and Geertz (1957). Ethos attempts to capture the emotional communality or "ambience" that a group shares, as opposed to t…

唯物論の毒素、あるいは第二の自然

唯物論の毒素、あるいは第二の自然 Hegel, G.W.F., Lectures on the Philosophy of World History. Introduction:Reason In History, p.44.

実験収監と研究プログラムの推移

いま、ジャッキー・マクリーンとジョン・ジェンキンスの火の噴くようなアルトサックスのバトルを聴きながらようやく、第9章「第一次視覚野の特徴抽出性」(佐藤・福田『脳と視覚』2002年)に到達したところ。それまでの構造から機能を推論する議論から、9…