2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アザラシ大量死の原因究明

(CNN) 米東海岸で昨年160頭以上のアザラシが死んだのは鳥インフルエンザの変異型ウイルスが原因だったとの調査結果を、米コロンビア大学の研究者らが31日、微生物学専門誌に発表した。/アザラシの死がいは昨年9月以降、メーン州からマサチューセッツ州に…

進学相談

[進学相談へのお答え] 地方かマイナーな国公立大学で学部を終えて、中央(=都会)の国公立の大学院に進学するという方法がある。 私立は、まわりが大学院志向ではないので、エリート校でも遊ぶ奴がいるので、これもあまりつまらない。 だから自分の偏差値…

Preorganized mechanism, by William James

Preorganized mechanism, by William James' "The principles of psychology "(1891), Vo.2, p.450. To begin with, no reader of the last two chapters will be inclined to doubt the fact that objects do excite bodily changes by a preorganized mech…

キーワードは「ケモカイン受容体CCR5変異体」

「ブラウンさんは厳しい併用療法によく耐えたが、慢性疲労から2006年には白血病と診断。以降、抗がん治療を受けたものの、それが原因で今度は肺炎と敗血症を併発し、命を落としかけたこともある。/主治医のゲロ・フッター(Gero Hutter)医師には、ケモカイ…

リスク学は「空っぽの洞窟」?!

リスク学は「空っぽの洞窟」?!のようじゃ。 つまり誰でも参入できて、好きなことが言える。 統計学やゲーム論の基礎を「リスク概念」に絡めて平易に教えるほうがよっぽどためになる。 もっとも、本当は学生が、統計学やゲーム論の基礎を学ぶ時に、「おおこ…

震災復興がもつ特殊な「力」それは研究推進力

内患外憂? 日本の学術推進を担うもっとも大きな政府系(文部科学省)の研究基金の団体である日本学術振興会の安西理事長は、次のような、2つ――私にとっては相矛盾する気がしないではない――の目標をもって、資金援助(funding)の方針を語っている。 (A)…

比較研究の意義

「比較研究法そのものが捨てられたわけではない。その理由は簡単であり、この方法こそが、どのような形にせよ、用いることのできる唯一の方法であるからである」――エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード ◎初期ハイデガーの「ケア(配慮)」の検討…

エーデス・エヂプチへの殲滅作戦

「(CNN) 蚊が媒介する感染症のデング熱と戦うため、ブラジルの厚生当局が蚊を利用した対策プロジェクトを進めている。このほど北東部バヒア州に大規模なモスキート農場をオープンさせた。/農場では、デングウイルスに対抗するため遺伝子を組み換えて致…

脳の計算

生命の定義 1)自己組織化すること 2)目的論をもつ ある個体(エージェント)がこの2つの条件をもち、目的論というものを数式化できれば、生命研究はもっと前にすすむだろう。(これはカルナップ流の妄想なのか?) William Ross Ashby, 1903-1972 「意…

身勝手な殺人について

【身勝手な殺人について】 確かに、ストーカーでも無理心中でも親子心中でも、生き残った連中の常套句は「彼/彼女/この子を殺して自分も死のうと思った」ということだ。これは自分がこの世から亡くならないと、自分が死ねないということだが、どのような関…

上宮聖徳法王帝説

伊波礼池邊雙槻宮治天下橘豊日天皇 娶庶妹穴穂部間人王 爲大后 生児 厩戸豊聰耳聖徳法王 次久米王 次殖栗王 次茨田王 又天皇娶蘇我伊奈米宿祢大臣女子 名伊志支那郎女 生児 多米王 又天皇娶葛木當麻倉首名比里古女子 伊比古郎女 生児 乎麻呂古王 次須加弖古…

ホッブス+デカルト+スピノザ=神学政治思想論

ホッブス+デカルト+スピノザ=神学政治思想論

死のストリップショー

解釈・翻訳としての医療のアイディア(妄想?)に相も変わらず拘っている垂水源之介です。 医学書院の新刊翻訳本を広告をみていたら、以下のような面白いキャッチフレイズに出会いました。 === 「がんと診断されたその瞬間から、患者は「がんサバイバー」に…

文化人類学者とは何をしているのか?

→「文化人類学者の仕事は2の活動からなりたっている。ひとつはフィールドワークとよばれる社会調査で、他のひとつは民族誌とよばれる書物や論文を書くことである」(出典:文化人類学者の情報収集) →「文化人類学の外延を引き出すひとつの方法は、その学問…

ドナウの歴史

「ギリシア人は河口から鉄門までのドナウ川を知っており、イストロス川と呼んだ。ローマ帝国もほぼ同じ地域まで進出し、ヒステール川と呼んだ。 ローマ帝国時代には、ほとんど源流から河口までの全域が、蛮族に対する帝国の北方の防衛線の役割を果たした。ウ…

神話は人類の知的財産

2年半前(2009)の9月にこの著者のロペス・アウスティン教授御夫婦にお会いし、大学ゼミに参加したことがある。超大物の先生なのだが、事前に送った拙文の内容を覚えてくださり、他の院生の発言に絡めてコメントする。メソアメリカ古代文化に関する知識は…

natura naturans/natura naturata

"In an attempt to reconcile these views he postulates a basic or 'minimum' on three planes: the mathematical minimum is the unit (monas); at the physical level minima are animate monads, including immortal souls capable of perception and a…

この場合のヤマアラシはクレイマーなのか?

ヤマアラシとモグラの家族 「厳しい寒さをしのぐため、一匹のヤマアラシがモグラの家族に冬の間だけ一緒に洞穴の中にいさせてほしいとお願いしました。モグラたちはヤマアラシのお願いを聞き入れてくれました。けれども、その洞穴はとても狭かったので、ヤマ…

流れの本質を詩作することーイスター讃歌

その(文化人類学会)後の翻訳論の展開のほうはいかがですか? その時に、ドイツロマン派の翻訳論の話が出てきました。 まさにそれと関連するのが、ベンヤミンの翻訳論の後半で出てきたヘルダーリンの古代ギリシャ神話の〈過剰翻訳〉の話ですが、たまたま手…

レグレグの悲劇を「理解する」こと

共同体の人たちがレグレグを「遺棄」したのか? それともレグレグが彼らを「遺棄」したのかは、議論が分かれることであるけれど、レグレグの物語が、共同体の「規則」に従って共同体から遺棄されたわけだが、レグレグの悲惨な末路もまたその「規則」に従った…

wonderful definiton of Hermeneutics

"Hermeneutics sees the relations between various discourses as those of strands in a possible conversation, a conversation which presupposes no disciplinary matrix which unites the speakers, but where the hope of agreement is never lost so…