2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

文化人類学的なリベラリズム感覚からはほど遠い断罪にちかい表現

厳しいな〜 「すでに紹介したように、ハートとネグリは、『帝国』[ネグリ/ハート 2003]において、本質的な同一性や二分法的分割や固定的な対立を通して階層秩序を維持する支配の形式である近代的主権から、流動性や異種混淆性を容認する〈帝国〉へと支配…

セーフティネット論(1)

IT革命の雇用(構造)への影響と社会的セーフティーネットに関する研究 / 研究代表者 久野国夫. -- [九州大学], 2004. -- (科学研究費補助金(基盤研究( C)(1))研究成果報告書 ; 平成13年度-平成15年度)Q&A貧困とセーフティネットの基礎知識 / 平松茂著. -- 明…

セーフティネット論(2)

セーフティネット論1)Q&A貧困とセーフティネットの基礎知識 / 平松茂著. -- 明石書店, 20092)「雇用のセーフティネット」づくりと労組の役割 / 日本労働研究機構編. -- 日本労働研究機構, 2001. -- (労働運動白書 ; 平成13年版)3)これからの競争社会に…

【ディアスポラと移民労働を考えるブックリスト】

インポート:実験【ディアスポラと移民労働を考えるブックリスト】 グローバリゼーションのもとでの多文化共生社会への以降あるいは展開を想定したディアスポラと移民労働を考えるブックリスト】 Immigrant Acts: On Asian American Cultural Politics Lisa …

2011年12月8日書簡

前略 まず最初に引用文から: 「ログにお書きいただいた記事を改めて拝見しましたが、私が問題にしているのは「人生の発達障害」ではありません。それなら隠喩として逃げ道はあったのです(それもどうかと思いますが)。「人生の発達障害『者』」です。人生…

「臨床コミュニケーション1- 2011」(第13回)の授業見学

[全文引用]2011年7月12日(火)16時20分から18時頃まで、コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)の池田光穂教授が大阪大学吹田キャンパス・工学研究科U2棟213教室で開講している「臨床コミュニケーション1- 2011」(第13回)の授業見学をさせていた…

進化=進歩主義者としてのフランシス・ベーコン

「彼(フランシス・ベーコン)の思想が近代的なのは、その当時の文化の最も進歩的な運動を彼が支持したというよりはむしろ、ベイコンが学問にこれまでとは異なった役割を割り当てたためである。彼は知識を所与の現実の観照や認識としてではなく、狩猟(venat…

因果性の観念批判(ヒューム)

・ヒュームの『人間本性論』1739-1740 ヒュームによれば「因果性の観念の内容は、因果関係をなすものとして見られる対象が近接し、原因が結果に時間的に先行し、原因と結果の間に必然的関係がある」と思えることである。この関係は「原因の必然性を観念間の…

2011年12月1日書簡

前略 私の書いた「人生を「まともでノーマルな」発達のストリーとしてみる世界観」というのは、私の人生観から(そういう世界観は)良くないという意味で書きました。人間は発達する存在ではなく変化する存在だということもこれまでの私の発言でもまた著作の…