2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いまサステイナブル論文を書いているところ

はいそこからの草稿のチラリズム「 「持続可能な」という形容詞が修飾する名詞のほとんどは「発展(develpoment)」であり、「持続可能な発展(ないしは開発)」と呼ばれる。経済学的用語では、ここでも意味の内包を極小化する傾向があり、長期にわたる継続…

シンクロニックなマスターベーションする主体の存在論

「あなたが、オナニーする時、その当のあなたはいったい誰なのか?――レオ・ベルサーニの問い。 彼(=ベルサーニ)の答えは「幻想」であり、ジャック・デリダなら「想像なるもの」ということになる。 不在の召喚により、自分自身を苦しめる[ふりをする]も…

Geertz on Religion, 1973:99

"Usually, of course, religions affirm very much more than this: we believe, as James remarked, all that we can and would believe everything if we only could.20 The thing we seem least able to tolerate is a threat to our powers of conceptio…

イデオロギー(ミニ辞典)

「マルクスとエンゲルスは、イデオロギーに軽蔑的な意味合いを付与した。なぜなら、彼らは、すべてのイデオロギー的思考を論理の不誠実な使用、支配階級の立場を正当化するために行われる意識的ないしは無意識的な事実の歪曲であると見なしたからである。イ…

理解(understanding)の理解不能性とその克服

■ジョン・ロックのJohn Lock, An ESSAY CONCERNING HUMAN UNDERSTANDING の冒頭部分である。 意訳するとこうなろうか…… 「理解(understanding)とは、眼に似て、私たちに他のあらゆる物ごとを見させ、知覚させてくれるが、それ自体(=理解していること)は…

マルクスの欲求理論

マルクスの欲求理論のなぞ (1)なぜ教育、保健、住宅、社会保障などにおいて、程度の差こそあれ、公的あるいはそれに類する機関によって、財源が使われるのか?_なぜ、社会および人々(=人民)は、それを当然と考えるのか? (2)にも関わらず、経験的…

垂水亭日乗

研究費バブル? アロケーションの異常でしょう? 日経新聞の今日の社説、ごもっともでございます。「総合科学技術会議は、(以下省略)・・・」(出典:http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20050617MS3M1701Z17062005.html)。要するに研究費バブル…

A GRAMMAR OF MODERN YUCATEC

A GRAMMAR OF MODERN YUCATEC by Manuel J. Andrade