2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

perseverare conatur

Somniamus denique, nos ex mentis decreto quaedam agere, quae, dum vigilamus, non audemus; atque adeo pervelim scire, an in mente duo decretorum genera dentur, phantasticorum unum et liberorum alterum? Quod si eo usque insanire non libet, n…

薄っぺらい日本の生命倫理学

【薄っぺらい日本の生命倫理学】 日本における自己決定権の行使の初めての例はご存じ?ーー私の知る限り、自殺攻撃である神風特攻の選抜の徴募に、日本ではじめて(もちろん虚構的お膳立ての元でもとて)自発性の確認をしました。攻撃の前には、覚せい剤を服…

日本移民の歴史的流れ

日本移民の歴史的流れ (1)ハワイとグアムに向けて40名の労働者が海外派遣(1868年)。 (2)1885年〜1907年:ハワイ、北米、南太平洋諸島への労働移民。メキシコ・チアパスへの榎本移民団(1897年) (3)カナダ・米国での黄禍論(Yellow peril)と排日…

文化的カテゴリーとしての「認知症」

高齢動物への人間(獣医および飼い主)の表現は完全に擬人化されており、そこにパースペクティブの違いを認めることは難しい。このことは非常に興味深い。 ーーー ◎犬の「認知症」 http://www.peppynet.com/library/archive/qa/9.html (上掲ページより) 犬…

小栗順三 資料

小栗順三さんに関しては、国立国会図書館で「日系移民関係資料 録音資料」の中に、小栗順三 2枚 (録音資料-1)がある: http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/imin-rokuon.php ・小栗は Barbara Huttonの出資によりSUMIYA の庭園を松本三四郎と手がけるが、SU…

ネパール動物殺し関係 文献&情報

ネパール動物殺し関係 文献&情報■民族構成と屠畜の現状 2008年に王制を廃止したネパール(ネパール連邦民主共和国:संघीय लोकतान्त्रिक गणतन्त्र नेपाल:Federal Democratic Republic of Nepal)は、多民族多言語国家である。ネパールの民族構成は、人口(2…

難波大助・異説

僕は、その第2の難波大助とかかれた偽造パスポートに書かれたその人の友人と話したことがある。彼は私の受けた授業実習の非常勤講師の先生で「岡本君は……」と(言うまでもないが、彼そこの教室の角を曲がったところに居るかのように)話した。その件の難波…

エクリチュールを介しての命の蘇生

【エクリチュールを介しての命の蘇生】 W先生が昨日のシンポで(哲学の過去の著作を)「読むことを通して〈死者〉と対話している」というコメントは、読み手の位相を把握し描写するためには、あまりにも陳腐な発話だった。なぜなら、書物は紐解かれるたびに…

葦牙の如萌え騰る

葦牙(あしかび)の如(ごとく)萌え騰(あが)る――古事記(上巻)

米国は日出ずる國の属国か?

異説【米国は日出ずる國の属国】 遅れてきたアンチコロニアリストのオリバー・ストーンの「日本が米国の属国に見える」は、沖縄占領を済ませた米兵と同じようなコロニアリストのメンタリティをもって、むしろ偉大な錯誤、奇妙な頓珍漢、尊大なアナクロニズム…

ハンナ・アレント『人間の条件』

ハンナ・アレント『人間の条件』志水速雄訳、ちくま文庫、筑摩書房、1994年。第1章 人間の条件 第2章 公的領域と私的領域 第3章 労働 第4章 仕事 第5章 活動 第6章 〈活動的生活〉と近代第1章 人間の条件 第2章 公的領域と私的領域 第3章 労働 第4…

さだこの夏

禎子を貞子に言い替えて封印した原爆症を思い起こす福島の夏ああ醜い社会的差別を美死に置き換える生[残]者の欺瞞よ

村上靖彦先生の「摘便とお花見」医学書院、出版!

このたびは、素敵な題名の御高著「摘便とお花見」を御恵与いただき誠にありがとうございました。 ちょうど、僕らの分野の大先達の前山隆先生が随分前に上梓された『ハワイの辛抱人』という福島県の移民の聞き語りを見ていたところだったので、しばしば、並行…