2005-01-01から1年間の記事一覧

減災の英語は mitigation ? ホント?

減災の英語はmitigationと教えられておりました。 わちきは馬鹿なので、へぇん〜と関心無くうっちゃっておきましたが、辞書を引くと、怒りや悲しみなどを和らげる、刑罰を軽減する、緩和沈静するという言葉がありました。しかし、「災害を減じる」という言葉…

業界への檄文

◎表題;業界への提言「古本を快適に、そしてもっと安く!」 ◎提案者: 利用者の垂水源之介と申します。以前、某大学に勤めておりましたが4月よりS研究所に転職しました(前者も無給教員のタイトルで籍はあります)。民族学者です。 ◎提案の具体的内容: 最…

野生の思考とエコツーリズム

冒頭に、自然に接してすごす開発途上地域の人たちの、〈必要性以上の〉自然の知識に関する紹介からはじまります。レヴィ=ストロースは、そこから、目的論的な知識を超えた人間の思考、すなわち〈野生の思考〉の考察の必要性を説きます。自然と文化について…

Erving Goffman: A Bibliography

Erving Goffman: A Bibliography(Source:linked under bar) This bibliography replaces the incomplete one previously posted. It is based on my database and the valuable information in Jason Ditton, "A bibliographic exegesis of Goffman's sociol…

言語論的転回(Linguistic turn)

ウィキからの引用と議論ですよ: ・言語論的転回(Linguistic turn)の命名者はリチャード・ローティで、彼が「1967年に編集した Linguistic Turn. Recent Essays in Philosophical Method [Rorty 1967] というアンソロジーでポピュラーになった」という。 …

Edmund Burke, Reflections on the Revolution in France, 1790

WHILE THE SEEDS of German race-thinking were planted during the Napoleonic wars, the beginnings of the later English development appeared during the French Revolution and may be traced back to the man who violently denounced it as the "mos…

Disfrute la noche de Tokugawa!!!

了解、Disfrute la noche de Tokugawa!!! 「本物の」民主主義とは何かについてのコメントありがとうございます。 院ゼミで、ずっとギアツを読んでいて、文化は政治経済の発展の阻害要因だけにはならず促進要因にもなりえるという「ギアツ流の政治経済学」を…

Complete Village Vanguard Sessions, Arthur Pepper

Track Listings 1. Spoken Intro 2. Blues For Heard 3. Spoken Intro 4. Scrapple From The Apple 5. Spoken Intro 6. But Beautiful 7. Spoken Intro 8. My Friend John 9. Spoken Intro 10. Cherokee 11. Spoken Intro 12. For Freddie 13. Spoken Intro …

お誘いのメッセージでおますよ〜

今日において、いやしくも(?)大学で教鞭を執る者――――もう鞭など誰も教室では振るいませんが――――で、科学と社会の関係について一言でも触れたことのない者などいまい。科学は社会を変え、社会は科学に未来を託す。このような19世紀以来の楽天的な構図は…

Epigraph

Epigraph「とはいえ今日、アメリカ先住民世界についての新しい考え方が生まれている。フォークロアや19世紀のセンチメンタリズムを超えて、人間をめぐる新しい考え方が出現している。メキシコは―――――アントナン・アルトーが宣言したように――――技術による非…

(2) Intelligence and Intellect 25 J($) Knowing How and Knowing That 27 (4) The Motives of the Intellectualist Legend 32 (5) 'In My Head* 35 (6) The Positive Account of Knowing How 40 (7) Intelligent Capacities versus Habits 42 (8) The Exer…

GILBERT RYLE THE CONCEPT OF MIND

ギルバート・ライル『心の概念』1951年の目次(Internet Archive)から吸い上げたもの。要修正(校正) GILBERT RYLE THE CONCEPT OF MIND CONTENTS INTRODUCTION 7 Chapter page I. DESCARTES' MYTH n i) The Official Doctrine n 2\ The Absurdity of the …

I don’t care to sit tight!!!

Black night is not right, I don't feel so bright, I don't care to sit tight. Maybe I'll find on the way down the line That I'm free, free to be me. Black night is a long way from home. I don't need a dark tree, I don't want a rough sea, I …

●疾病論上の二項対立 「医学者たちの考えは、病気についてのこうした二つの表象(病原体のような〈存在論〉と調和の攪乱のような〈全体論〉のこと――引用者註)の一方から他方へ、二つのかたちの楽観論の一方から他方へ揺れ動き続けた。そして揺れ動くたびご…

本物の「図書館戦争」とは?

本物の「図書館戦争」とは、権力の〈検閲〉との戦いではなく、図書というもののなかに潜む〈ジャンク情報〉や〈知識の正当性〉をめぐる闘いのことを言うのだ!図書館の中でかび臭い本の叢林のゲリラと、大型書店のバイオリズムを壊すまでのまぶしい光から供…

「同窓会の楽しい思い出」???

高校の同窓会が開催された。全部の卒業生を知り尽くしているわけじゃないのに、そして人生のたった数パーセント(=就学期間3年を実年齢で割ってください)しか同じ場所と時間を共有していたに過ぎないのに、ど〜してこんなに親しく話して盛り上がることが…

false Husserlian concept

Most false Husserlian concept is the proposition of "selfless cognition"

インタンジブル・アセット

「生産性は産出/投入で測られ、具体的には従業員1人当りの売上・利益・付加価値等のことをいう。生産性=産出/投入=売上・利益・付加価値/従業員数であり、これは、(有形固定資産/従業員数)×(売上・利益・付加価値/有形固定資産)に分解される。前者は資…

医療人類学ってわかりにくい!

Oさん、今日の取材どうもありがとうございました。医療人類学ってわかりにくいでしょう? このわかりにくさは、私がこれまでの医療人類学なんて、もう糞食らえって思っているからなんです。「今日、我々が「医療人類学」(medical anthropology)と呼んでい…

同時翻訳(=通訳)と翻訳の違いじゃない?

「通訳には、翻訳とは異なる訳出技術がある。特に同時通訳の場合はそれが顕著になる。/簡単な例文で示してみよう。"Last year, I stayed in the United States to attend an exchange program through Stanford University for a year."これを簡単に翻訳す…

隠れた嬰児虐殺:低出生率を議論する前に歴史を検討せよ!

低出生率を国会議員や役人が憂える前に、我が国では構造的嬰児虐殺がおこなわれてきた事実を思い起こすべきである。過日物故した。増山元三郎編『サリドマイド−科学者の証言』東京大学出版会1971には、次のような指摘がある。「……1958年から1963年までに(サ…

靖國神社観光論:魂のツーリズム、授業コンテンツ

[授業形態]講義と演習(文献の読解)と実習(実際に観光する) [授業目標] 1.靖国神社について、今日の社会的議論について概観を得ることができる。 2.現代社会における靖国神社という政治表象のもつ役割について理解することができる。 3.靖国神…

老化の謎(文化人類学的課題)

直接役立つわけではありませんが、「文化化の理論(the theories of enculturation)」は結局のところ、人間とは、いったいどのような存在なのかについて、回答(=見解)を出しているわけですから、人間生活にまつわる現象、すなわちエイジング――老化という…

いまサステイナブル論文を書いているところ

はいそこからの草稿のチラリズム「 「持続可能な」という形容詞が修飾する名詞のほとんどは「発展(develpoment)」であり、「持続可能な発展(ないしは開発)」と呼ばれる。経済学的用語では、ここでも意味の内包を極小化する傾向があり、長期にわたる継続…

シンクロニックなマスターベーションする主体の存在論

「あなたが、オナニーする時、その当のあなたはいったい誰なのか?――レオ・ベルサーニの問い。 彼(=ベルサーニ)の答えは「幻想」であり、ジャック・デリダなら「想像なるもの」ということになる。 不在の召喚により、自分自身を苦しめる[ふりをする]も…

Geertz on Religion, 1973:99

"Usually, of course, religions affirm very much more than this: we believe, as James remarked, all that we can and would believe everything if we only could.20 The thing we seem least able to tolerate is a threat to our powers of conceptio…

イデオロギー(ミニ辞典)

「マルクスとエンゲルスは、イデオロギーに軽蔑的な意味合いを付与した。なぜなら、彼らは、すべてのイデオロギー的思考を論理の不誠実な使用、支配階級の立場を正当化するために行われる意識的ないしは無意識的な事実の歪曲であると見なしたからである。イ…

理解(understanding)の理解不能性とその克服

■ジョン・ロックのJohn Lock, An ESSAY CONCERNING HUMAN UNDERSTANDING の冒頭部分である。 意訳するとこうなろうか…… 「理解(understanding)とは、眼に似て、私たちに他のあらゆる物ごとを見させ、知覚させてくれるが、それ自体(=理解していること)は…

マルクスの欲求理論

マルクスの欲求理論のなぞ (1)なぜ教育、保健、住宅、社会保障などにおいて、程度の差こそあれ、公的あるいはそれに類する機関によって、財源が使われるのか?_なぜ、社会および人々(=人民)は、それを当然と考えるのか? (2)にも関わらず、経験的…

垂水亭日乗

研究費バブル? アロケーションの異常でしょう? 日経新聞の今日の社説、ごもっともでございます。「総合科学技術会議は、(以下省略)・・・」(出典:http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20050617MS3M1701Z17062005.html)。要するに研究費バブル…