マルクスの欲求理論

マルクスの欲求理論のなぞ
(1)なぜ教育、保健、住宅、社会保障などにおいて、程度の差こそあれ、公的あるいはそれに類する機関によって、財源が使われるのか?_なぜ、社会および人々(=人民)は、それを当然と考えるのか?
(2)にも関わらず、経験的事実として、なぜ社会および人々(=人民)は、上記のようなシステムについて「常に満たされない状況」にいるのか、あるいはまた、そのように状況を評価するのか?
(3)資本主義社会において階級闘争の「財源」は、なぜ労働者の私的財産からの拠出によってなされるのか?
(4)「国家独占資本主義」というのものが、歴史的にも経験的にも理論的にも、虚構であったのにも関わらず、今なお、そのような妄想を信じている人たちがいるのか? このような妄想を信じている人たちは、何を根拠に「国家」=「独占」=「資本主義」という3つの概念の節合を通して、妄想を維持することができるのか?妄想の相互連関について、分析せよ。
(5)経済不況を通して、国家が経済を「統治」できなくなる時に、あるいは、皆が、そう思うように状況を分析する説きに、そのような論者は、再度「イデオロギー」というマジックワードを持ち出すのか?あるいは、持ち出してきたのか?
参照:「幸福の経済学」(ジョン・ロック)、「消費は新たな生産への欲求(Bedu"rfnis)を作り出す。……欲求がないと生産はない、しかし、消費は欲求を再生産する」(マルクス『経済学批判序説』