シオニスト達の歴史的人道的過ち

イスラエルシオニスト達の歴史的人道的過ちについて〉
 イスラエル軍ハマスを殲滅したいので、ガザ住民がハマスのシンパであろうが、なかろうが関係ないのです。ハマスの撃破に伴う民間人の犠牲は、ハマスと同じだ――(地獄の黙示録の)キルゴアがベトナム人の死体にトランプを置いて、みんなベトコンの糞野郎だと叫ぶように。そして、これが「組織的虐殺」だと反イスラエル派=パレスチナ国際支援の人たちが主張することです。したがって、イスラエル軍がやっていることは、人道上の犯罪行為です。ヒトラーの亡霊がユダヤ人どもに取り憑くという〈揶揄〉は、虚妄ですが、パレスチナ支援の人たちからみればそれは〈常識〉。したがって、残忍で愚劣なユダヤ人をぶっ殺せばいいのだという、イスラーム原理主義まではあと数メートルの距離。北米の(冷静な)ユダヤ教徒が、イスラエル軍の所業に怒るのは当然です。ユダヤシオニストどもは、建国以来、軍事的パラノイアに陥り、ポストアウシュビッツユダヤ選民思想の洗練化を怠りつづけてきたからです。ナチスの殺されたシオニストが、ナチスそのものになって〈ユダヤのかけがえのない他者〉の虐殺に手を染めるようになったのですから。レヴィナスアーレントは草場の陰で怒り、また歎き悲しんでいることでしょう。