素敵な師匠

私の親愛なる弟子たちよ〜♪
最近、リチャード・ローティに関心をもって、ちょこっとづつ読みすすめつつある。
ローティは、本人も自称するように、アメリカのプラグマティストの伝統の中に自分の思索を位置づけている。
哲学者である彼が、哲学に対する言及は辛辣で、哲学は学問の女王でもなんでもない、というものだ。
それでもなお、哲学に取り柄があるとしたら、それは各人がその問題を追求すればよいというものでもある。
しかし、その彼が好んで取り上げる哲学者がウィトゲンシュタインである。
ウィトゲンシュタインは、ローティ以上に変な(そして現在ではビッグな)哲学者である。
御存知のように、ウィトゲンシュタインには2つの重要な著作である。いわゆる前期の『論理哲学論考』と後期の『哲学探究』である。
皆様に添付した(このブログにはありません)ローティのエッセーは、この対比を上手に描き、かつプラグマティストのデューイと関連づけて論じているユニークなエッセーだ。
哲学が好きな人は読めばいいし、また、哲学が役に立たないと思えば、いつでもそれをやめることができる!――ローティはなんと素敵な師匠なのだ〜♪