リード「サル64匹を供養 モンキーセンター」

犬山市日本モンキーセンターで17日、この1年間に死んだサルの慰霊祭が行われた。センターでは、世界のサル約70種950匹が飼育されているが、病気や群れのトラブルなどで死んでしまうケースもあり、毎年、供養を行っている。この日も僧侶の読経が流れる中、死んだ32種64匹の供養を行った。
 エチオピア周辺に生息し、日本では最後の1匹となっていたゲラダヒヒのマック(オス)は、2月に死んだ。数百匹単位の群れで複雑な社会を作るサルで、11年前に九州の動物園から来園し、当時いたメスとの繁殖が期待されたが、かなわなかった。ヤクニホンザルのチェリー(メス)は、人間なら90歳を超える29歳という高齢で、7月に死んだ。
 加藤章園長は「悪性腫瘍と闘いながら、群れのリーダーを務めたサルもおり、どれも思い出深い。今はご苦労さんでしたと言ってあげたい」と話していた。(2013年10月18日 読売新聞)」
出典:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20131017-OYT8T01106.htm