少数民族との連帯

少数民族の権利を抑圧する日本政府が許せない、と、ここまではよいが、可哀想だから支援してくれと、言われた瞬間に、あんたは少数民族をパトロナイズする/できると信じているがゆえに、批判している当の邪悪な日本政府とおなじ権力を持ちたいわけや、と皮肉を言うと黙ってしまう、自称少数民族と〈連帯〉する会の人たち。連帯とは一方的な慈愛や同情から生まれるのではなく、相手を対等の対話者として、腹蔵なく話し、ともに共通の戦略目標をたて、行動を共にすることができることを言う。