模擬原爆投下跡の碑(大阪市営地下鉄谷町線)

終戦直前、アメリカは長崎に投下した原爆と同じ型、同じ重さで通常火薬を込めた5トンの巨大爆弾を作り、日本全国各地で原爆の投下訓練を繰り返していました。長らく埋もれていた歴史事実でしたが、1991年に愛知県「春日井の戦争を記録する会」が国立国会図書館で、機密扱いが解除された米軍資料を閲覧していて発見。7月26日に田辺に模擬原爆が投下され、この11日後に広島に原爆が投下されました。大阪も広島、長崎の悲劇に繋がっていたわけですが、石碑は戦争のない世界の実現と全人類の共存と繁栄を願って、2001年に建立されました」「大阪は‘まち’がほんまにおもしろい・大阪あそ歩・街道と歴史が織りなす田辺郷・〜模擬原爆投下跡から田辺大根の故郷まで〜」。