ビジネスと生物多様性イニシアティブ

mitzubishi2010-02-28

写真はチリ地震報道写真より:倒壊した高速道路の向こうにバービーの広告が笑っている→
環境省は、今国会に提出を目指す「生物多様性保全のための民間活動促進法案」に盛り込む内容について意見募集を始めた。電子メール、ファクス、郵送で10日まで受け付ける。同法案は10月に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向け、里山の保護に取り組む民間団体への支援強化などが狙い。詳細を農林水産、国土交通両省と最終調整している。/環境省によると、法案に盛り込む内容は地方自治体による民間団体の提案を取り入れた生物多様性保全計画の作成や、自然公園法の特例として間伐の手続きを簡略にすることなどを想定している。応募方法は同省ホームページで」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100228-00000015-fsi-bus_all)。
「「もったいない」で知られるケニアの環境活動家で、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが17日、小沢鋭仁環境相に農作物の種子を保全することが急務と訴えた。/マータイさんは、アフリカでは先進国の農業とそれに合った種子が普及することで「もともと栽培されていた農作物が減り多様性が失われつつある。食料の安全保障のため種子を守るべきだ」と、協力を要請した。/これに対し小沢氏は「政府として対応を考えたい」と答えた。その上で、10月に名古屋市で開く生物多様性条約第10回締約国会議に関連し、「日本が会議で展開する『里山』という自然観を『もったいない』に続いて広めてほしい」と注文した」(www.sankeibiz.jp/macro/news/100218/mca1002180501000-n1.htm)
フォルクスワーゲンは、グローバルな企業活動の展開により生まれる責任から、長年環境保全や持続可能性を経営指針に取り入れてきた。2008年にはドイツ政府が民間企業に生物多様性への関与を求めたことで発足した「ビジネスと生物多様性イニシアティブ」のリーダーシップ宣言にいち早く署名、持続可能な発展のために、生物多様性保全への取り組みを宣言した。世界中に60か所以上の生産拠点を持つ自動車メーカーとして、拠点のある地域を中心に、地元の生物多様性保全プロジェクトなどに、従業員と地域住民と協力しながら直接取り組んでいる。/特別展会場では様々なディスプレーを介して自動車メーカーとして、フォルクスワーゲン生物多様性保全に取り組んでいる理由を取り上げる。今回の展示ではフォルクスワーゲンビオトープ(生物生息空間)を作り、ドイツでのオオカミ保全や中国での野生パンダ研究など、様々な絶滅危惧種保全プロジェクトに取り組んでいることについても告知する。屋外展示では、「燃料・パワートレイン戦略」など、様々な革新技術やフォルクスワーゲンが推進しているエコドライブを紹介する」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100225-00000019-rps-bus_all)。
●ビジネスと生物多様性イニシアティブ 'Biodiversity in Good Company'
「このイニシアティブは、生物多様性条約(CBD)の目的を達成するために、以下の内容を通じ、民間部門がより強く携わることを目的としています。/「リーダーシップ宣言」に調印した企業は、生物多様性保全との持続可能な利用を管理システムに取り入れていく。/ベスト・プラクティス(最良事例)に関する事例を公表していく。/ 2010年に名古屋にて開催される国連生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議に積極的に参加する。/ イニシアティブをさらに国際的なものへと広げていく」(www.business-and-biodiversity.de/jp/about-the-initiative/objectives.html)。
「ドイツは、2008年5月の生物多様性条約(CBD)第9回締結国会議(COP9)において、議長国を務めました。/これを受けて、国際イニシアティブ「ビジネスと生物多様性イニシアティブ 'Biodiversity in Good Company'」が発足しました」(http://www.business-and-biodiversity.de/jp/homepage.html)。