ベルリン2日後をご期待

ドイツの花屋さんからの連絡

ベルリンの2日後をご期待あれ。スイッチはもう入れました〜よ〜
ぼぉく〜らは、みんな生きている〜ぅ〜♪、生きっている〜ぅ〜から♪ 楽しいんだぁ〜っ〜♪♪[自らの人工知能をもつ人工衛星を落下させ、潜水艦から発射されている核ミサイルの軌道上に衝突させるタチコマたちの最期の歌]
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天国の伊藤計劃さん、日本SF大賞、おめでとう。あなた自身の作品がというわけではなく、残された連中が君のことを思い起こすことが結構なことだと言っているのです。
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同じ意味で、プリモ・レーヴィ『休戦』をようやく読み終わる。口の開いた紙袋の真上において[梶井基次郎檸檬ではないが、バクダンのつもりで、あるいは極上のキャビアのつもりで新しい着替えの上にさりげなくおいた]ホテルのクロークにあずけたのだが、幸か不幸か誰にも落掌させることなく戻ってきた。あるいは1919年生まれの彼が処女作(1947)からはじまるレーヴィの自分の年齢の数え方にも感涙(「学生版への序文」)。「『フスターヴァチ』、さあ起きるのだ」というなんという言葉!この言葉を毎日反復することでレーヴィは強くなる。それを読む私も強くなりたい。