日米開戦の夜に

mitzubishi2009-12-08

ファン・ルイス・ゲーラと彼のサルサグループ(4-40)が歌いヒットしたもののなかに『もしコーヒーが空から降ってきたらなあ』という歌がある。
『トラトラトラ』(そういえば来年は寅年だっ!)という映画のなかで描かれたように、空母から出撃する戦闘機や爆撃機の未成年に近い青少年たちの顔は、死ぬほど引き締まったまじめさの中にある。
しかしその爆弾の全部がすべてお花に入れ替わっていたら(いま私がはまっている月面兎兵器『ミーナ』のような荒唐無稽のスラスプティックなのだが)、神様でも仏様でも、とんでもないジョーク好きの神様が、いたずらして火薬をすべてお花にしていたら……[そういう種類のジョークはスピルバーグの『1941』なかにある]
真珠湾は燃料と黒煙と人の血でどす黒く染まったものにはならず、赤いや黄色の花のつぼみが湾の水面を埋め尽くし、空からははらはらとピンクの綺麗な花びらが舞い、地面に落ちた花びらは零戦が低空すれすれを飛びまわるたびに、空に舞い上がっていただろう。
そういうジョーク好きの神様(仏様)を持たなかった我々は本当に残念だが、連中の代わりに、我々が爆弾を花に置き換えようではないか!!!
美しい花をもっと咲かすはずのCOP15は、いきなり先進国の銭の拠出の話になるということは、先進国も途上国の関係者双方、真珠湾攻撃日本兵士のごとくその面構えが真面目すぎて、鳥肌がたつ思いだ。――花と言えば『戦場のメリークリスマス』のイケメンのディビッド・ボウイ役の将校の彼のせむしの弟が、美声で花好きだった。歌は下手くそだが、アグリーな花好き、あっ、それは私のことでもあった。おやすみ、そして、こんにちわ