ゲルショッカー問題

悪の陳腐さについて、ハナ・アーレントならアイヒマン[→アイヒマン問題]をとりあげるだろうが、21世紀を生きる私は20世紀後半に日本の子供むけのファンタジーのなかで登場したゲルショッカーをとりあげるだろう[→悪は行い易し、正義は行い難し]。
ゲルショッカーというものは、日本(世界?)征服のためなら、どのような汚い手でもつかう悪の権化である。しかし、なぜか『宇宙家族ロビンソン』のスミス博士(彼は共産圏と繋がるスパイなのであるが、自分の乗る宇宙船を狂わせてしまい、ロビンソン一族と一蓮托生のヘタを打つ)同様、スットコドッコイなので、なぜか可愛らしい[挫折する奴は成功する者からみて愛らしい]のである。
なぜなら、あらゆる悪辣な手をつかえば、なんでもできるようなのだが、正義の権化あるいは超越論的な正義の使者である仮面ライダーデウス・エクス・マキーナ?]によって劇の最後には、その完璧な計画は失敗するのだ。しかし、元はと言えば、仮面ライダーはショッカーが作った改造人間であり、ショッカー(ゲルショッカー)は、自ら作ったものによって滅ぼされるという、まさに人間文明の「根源的悪」(=キリスト教的な原罪)を背負わされている。
ライダーの人間であり非人間性は、イエス・キリストの超人性につながり、ライダー(悪の権化が産み出した逆説)に依存する限り人間がみずから解放されることはないのか? しかしゲルショッカーは偽ライダーという究極の最終兵器を産み出しながら、ハルマゲドンにより滅ぼされる。滝はFBIの現場に復帰すべく(彼も米国に帰るとつまらない役人になるのだろうか? Burn after reading を参照)日本を後にする。
ハルマゲドン(=公害「病」の猛威)後の日本は相変わらず社会的疫病に冒されたままである。
図書館には時間が詰まっていると主張するジャック・アタリ
I think it is not necessary to bring special item without your body and brain.
The purpose of the event which we participate in tomorrow is a orientation guide tour for freshmen preparing to receive entrance exam of these laboratories, may be...
If you are interested in cultural behaviors of candidates, this event will be a great chance to offer our participant observation of Japanese robot studies !!!