ベイトソンの学習をカンニングする

mitzubishi2009-07-15

ベイトソンの学習理論を思い起こすのに、イルカの学習を思い起こせばよい。ブログに以下のような記事があったのでコピペします。見事な要約!(ただし機種依存のローマ数字は書き換えています)
ベイトソンはハワイの海洋研究所でイルカの学習について研究しました。教え込まれた芸をするたびにエサをもらえたイルカは、たちまち条件反射(学習 I )の段階を超えて、これが芸をしこむ学習なのだとさとります(学習 II )。しかし調教師が芸をしてもエサをくれなくなると、……
尾ひれをたたいて不満を示し、いらいらします。だがしばらくして、「わかったぞ」とばかりのしぐさをして、いままでやったこともない芸をつぎつぎに披露しはじめ、エサを得ていきます。つまりイルカはこの学習が何のためののものかをさとったのです。これまでエサをもらうことで新しい芸を習得するために学習がおこなわれていたのであって、ならば教え込まれなくても新しい芸をひろうすればいい。それまでの学習を超えたレベルに到達したのです(学習 III )。こうしてイルカは餌付けによる学習(学習 I )、そうしたものが芸の学習であることを悟って要求される芸をする段階(学習 II )という、決まった芸の学習というレベルをこえて、創造的な芸の披露という段階(学習 III )に到達したのです」(出典:takumi429「社会学しよう!」)。
KOYA(Y.) / RASSENKUNDE DER AINO. / Tokyo, Japanische Gesellschaft zur Forderung der Wissenschaftlichen Forschungen, / 1937 / 269p., 25.5cm, 65 plates, 2 plates damaged, white cloth, slip-case (ainu, ainou, アイヌ)