構造論的分析(=見方)でわかる国会政治

そのまんま東の爆弾発言は(視聴者のジョーク笑いとは対照的に)国会議員の思惑と苦悩が見え隠れする。ひとつは、参院衆院の格(=身分制)の違い、さらに地方政治と国政の格の違いの認識を、国会議員が自民・民主共にもっていることだ。国会議員の感覚だと、地方政治は雑魚がやっていることで、国政にもの申すということ自体、アナクロ的な頭が高いの意識なんだろう。全国知事会のマニュフェストをつきつけることも快挙だが……、長老つまり国会議員差別主義者どもの意識――国会議員の思慮たるや無頭的なので頭の意識というよりも身体意識に近い――を怒らしたことは重要な快挙。民主党の首脳も同様な反応だから、こいつら同じ穴の狢というわけだ。そういうことを明らかにしたわけだから、これを快挙と言わずなんと言うのか……
「顔は平静を装っていた麻生首相だが、本音ではブチギレ寸前だったはずだ。東国原知事の発言について「総理への挑戦とも取れますが…」との記者団の問い掛けに「知事を辞めて、いろんなことをやるのは人の去就の問題ですから。(それに)おちょくった気持ちで言っておられるとは思いませんけれども」と言葉を選びながら答えた。/最近では嫌な質問にも微笑で返してきた首相だが今回ばかりは、ムスッとした表情で「詳細を把握しておりませんので、コメントのしようがありません」とピシャリ。麻生降ろしの風が吹き荒れる中での新たな「退場」要請に、怒りを胸の内にしまい込んだ。/人気知事から飛び出した仰天発言に、自民党内からは反発や困惑の声が相次いだ。笹川総務会長は、知事のプランを伝え聞くと「ホント?」と半信半疑。さらに「総裁としての資質は?」と問われると「アホらしい」と吐き捨てた。「国政での努力、経験、識見を踏まえて発言すべきだ」(大島理森国対委員長)、「東国原くん、顔を洗ってくれたまえ」(松浪健四郎衆院議員)と不快感を示す意見が相次いだ。/古賀選対委員長による異例の「現職知事への出馬要請」は、人気知事に頼らざるを得ない苦境の表れ。大阪・橋下知事や千葉・森田健作知事にも衆院選での支援を要請したい考えだ。古賀氏の行動は「お笑い芸人(出身者)に自民党が笑われた」(幹部)と批判が出る一方で「宮崎まで行ったのだから話ができているのでは」との見方もある」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000047-sph-soci)。
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垂水源之介です。
冒頭のポータル
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に出てくる【洋書/和書】の検索のセルの曖昧機能が滅茶苦茶馬鹿なんです。
たとえば、今朝のトラブルでは、
岩波現代文庫の新刊の佐藤優の獄中記を注文しようとして、
獄中記だけだったらアホのようにヒットするので
獄中記+佐藤で検索すると、マッチはゼロ。
これは、複数の某図書サイトでの曖昧検索ではありえない「ミス」=欠点ではないでしょうか?
だからといって、詳細検索をかけるユーザーはいるでしょうか?
ご贔屓にしている別のサイトで、さっさと「佐藤」「獄中記」でヒットさせワンクリックで注文ですわ。
KKK書店のサイトは、ユーザーの検索にかける時間コストをぜんぜん配慮していないサイトで、結局ここでも某優良サイトに逃げられる理由をみずから産出しているのでは(つまり自社内の社員のサボタージュ)と、逆に勘ぐります。自民党の国会議員レベルの頭(鮫の脳)ですな、まったく。
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拝復

獄中記の曖昧検索は上位にあがりますが、英語のタイトル本で、一般的なタイトルのものを曖昧検索すると、探している本がかなり下にくることがわかります(理由はデータベース上の優先順位とユーザーの探している本のマッチングが必ずしも合致しないからです)。おまけに、サブタイトルを複合検索させると「ありません」としばしばつれない返事。やっぱり、なんじゃコレと思ってしまいますよね(ウェブキャットなみの頑固さ)
時間コストというのは正確な表現ではなかったかもしれません。
ユーザーはそこまで完璧なホモ・エコノミクスではないですよね。
たぶん、ユーザーレベルでは「なんで検索しないの?_アホな機能だ」と心証を抱いて、そのサイトの検索機能を信頼しなくなる。このような「その都度の」信用の低下が「中期的な」行動の変化(KKKではなく他のサイトに向かわしめる)を起こさせ、KKKの販売量に「長期的な」影響を与えるということだろうと推測されます。
これが少なからず、KKK書店からの配送の神経経済学などの類書から私が素人なりにまなんだことです。
だから、ウェブのプログラマーは私のようなクレイマーに対して「馬鹿野郎、これまででもコンスタントな注文が入っている実績があるし、ログみても入り口の曖昧検索や詳細検索をふつうのユーザーは使いこなしている[はずな]ので、なんで問題だとクレイムするのかわからんちん」と心理的に抵抗するかも。
ま、これは実証実験する必要があるかも、つまりデータを調べて見る必要があるということです。
閑話休題
図書館の情報サービスの人と、RRRR所轄の雑誌が契約の関係で見られない話でのやりとりをして、研究機関の報告書や雑誌のリポジトリーがその商業電子サービスのカウンターになりうるという議論で盛り上がっていました。おりしもアクロバットの新バージョンを数年ぶりに買って使ってみるとOCR認識機能がついており、これとスキャンスナップの組み合わせで、せっせと名著のマイ電子図書化。もうブツ(物)の時代は終わりカモね。