事務局御中:おじさんは怒っている

事務局 御中

会員になることは吝かではありませんが、2010年度以降の会費額面(予定)や会費徴収にまつわる事務局関係の約款もきちんと提示せずに、入会の念書をとるというのは、近代社会の市民法的な契約概念を著しく逸脱するものではありませんか? また会員情報をまず聴取するということも驚きです。
◎◎に関しては、現在までさまざまな学会や研究会が組織されています。このままでは、◎◎の学会集まりの one of them になってしまいませんか? もしそうだとしたら私は発起人すら願い下げたい気分です。
確か、会長就任された◇◇先生は、この組織は、中央集権的ではなく、バサールだと高々に宣言されたように憶えておりますが、このような形での構成員動員の体制は、バザール的参加に期待を抱きつつわくわくした私にとっては失望以外の何ものでもありません。ブルータスお前もか?という気分です。
私が知っているバザール(メルカード)は、誰でも参入できて、僅かななけなしの金を所場代として市役所の小役人にチケットと引き替えに差し出すだけです。そのような約款上の証拠を、まずは見せることが、フェアは為政者(メルカードを管理する市長)の責任では?_そしてマーケットマミー(ドーニャ)は、そのような小役人による徴収(しばしば賄賂を要求される)を嫌がり、さっさと商品を入れた籠を頭に乗せて逃亡してしまいます。中米のメルカード付近の街路は、マーケットの公的な領域から溢れた、このような非合法のレイディたちで活況を呈しています。◎◎に対する本当の私の役割は、そのようなレイディになることかもしれません。

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◎◎先生へ
 返事をせずに私がこのまま黙っていたら次回お会いする時には私が自爆テロ!に訴えると、余計な心配をおかけしますのでお返事します(笑)ので、このことで水に流してください。ご迷惑をおかけしました。

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 今般のことで苛烈な反応をしたと受け取られても仕方ありませんが、たぶんバザール的民主主義に「異様な」こだわりがあるのでしょう。私には……
 私の不満は単純に、会費をとって会長やら評議員やら学会もどきの組織を組み立てたら、バザールのようなわいわいとした雰囲気がなくなるのは必定(___や___の学会の現場でバザールにいるような経験をしたことがありません)。これは、日本の医学界がもっている宿痾、難病中の難病なので一朝一夕には治癒しないでしょう。
 かといって、べ平連スタイルで行けというのも、経験知がなくなりつつある時代に無茶な話です。
 おまけに、私はただの賛同者ですから....
 今般のやりとりは、コミュニケーションデザインを勉強する私にとって、滅茶苦茶勉強になりました。自分の人生の肥やしにさせていただきます。