黒鶴(クロヅル)のハウ(贈与の霊)

mitzubishi2009-01-19

◎黒鶴(クロヅル)のハウ(贈与の霊)
ギュメ(〈〉)を大なり小なり(<>)で代用する無粋な書記法を採用する記者のデリカシーはともかく、「動物と人間」に興味をもつ私たちの研究プロジェクトのメンバーにとってはなかなか興味深い情報である。チョンボは「市国際交流部」のコメントで、まず遺憾の意を表明したあとで原理原則の確認や本件の善処について語るべきでしょうなぁ。だから市役所の職員は「小役人」て言われてしまうわけよ。コミュニケーションデザインの失敗。

「リード:<福岡市動物園>“親善のツル”無断譲渡 中国・広州市との友好締結記念:1月17日19時21分配信 毎日新聞
福岡市動物園>“親善のツル”無断譲渡 中国・広州市との友好締結記念
拡大写真(省略)中国・広州市から、福岡市に寄贈された中型のツル、クロヅル=79年10月、福岡市動物園提供
 ◇20年経過、行方不明
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 中国・広州市との友好都市締結を記念し、福岡市に30年前に贈られた親善動物のクロヅルが、市動物園から他の動物園や動物商に譲渡されていたことが分かった。市民が市に問い合わせて発覚した。市動物園は「通常は(友好記念などで贈られた動物は)外に出さないと思うが、ずいぶん前のことで経緯が分からない」としている。
 福岡市は日中国交正常化8年目の79年5月、地理的・歴史的に関係が深い広州市と友好都市盟約を結んだ。クロヅルは「永遠の友好のシンボル」として10月に4羽が贈られた。1周年の80年春にはパンダ2頭が「親善大使」として2カ月限定で派遣され、市はフラミンゴ5羽を寄贈した。
 市などによると、クロヅル4羽のうちオス1羽は3年後に死亡。残る3羽は89〜90年、神戸市の動物商に1羽、鹿児島市の動物園に2羽が譲渡され、代わりにクロヒョウなどを手に入れた。鹿児島に譲渡した1羽は死亡したが、ツルの寿命は40年ほどで、他は今も生存の可能性がある。しかし、その後また譲渡されるなどしており、市の調査では行方が分からなかったという。
 福岡市は今年5月、友好都市締結30周年事業を予定しているが、市国際交流部は「繁殖目的の譲渡と聞いており、他の動物園で役立ったのではないか。式典に影響はない」と話す。
 一方、市に問い合わせた男性は「友好の象徴である親善動物を手放したことはモラルに反し、非常に残念だ」と話している。【鈴木美穂】」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000015-maiall-soci)。