こども向けのニュースの配信

XXXXニュース編集部 御中
XXXXニュースの配信媒体にある「文体」のことについてずっと気になっていることがあるので一言。
(1)このニュース配信の文体は、こども向けの文体になっているが、幼稚なようなものがあるかとおもうと、成人が読んでも十分に理解できないようなものもあります。このメールを読む人たちの年齢層をどのように考えているのか?
(2)文体もふくめて、子供の人権に配慮した内容になっているのかどうか?――こどもの理解力を過小評価/過大評価するのであれば、表現方法についての編集部内での人権ポリシーをもって書いたほうがよいと思います。
(3)子供に対する権利保護で配慮しなければならないポイントは、(a)児童愛的な対象物として取り扱っていないこと、(b)大人のセクシュアルハラスメントの投影やその価値観の助長をするものになっていないこと、(c)子供を特別視するような視点になっていないこと、などです。そのようなポリシーに見合った文体になっていないか、チェックしてください。
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私の職業柄、児童虐待性向者や児童愛者と社会との「共存」について考えることがあります。私の前のメールの主旨は[KKKさんの危惧とはかなり異なり]こういうことでした。
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(1)このニューズレターの文体はいったい誰を対象にしたものなのか?
(2)もし、こどもであったら、文体の不調和があるので、読みにくいだろう。
(3)しかしながら[私の発した]こどもとは、一体なにをさしているのか?――年齢?発達レベル?
(4)私は想定していませんでしたが、読者が大人であれば、このような文章に平常心で読めるのは、[業界人である]児童文学者や教育学者であろう。そして、児童愛者などの「変態」かもしれない。つまり平常心で読めるのは、こどもと自分を自己同一化しないかぎり、この種の文体の違いに耐えられないはずだ、と私は想像した。
(5)以上のように推論すると、XXXXニュースの複合的な文体はとても奇妙な感じがする。
(6)これは私見ですが、2ちゃんねるの主宰者が「こどもにインターネットはいらない」と発言していましたが、最近の私はそう思います。コンピュータ技術の商業化は、こどもを食い物にするだけでなく、こどもが自発的に推論する能力を削いだり、ある特殊な能力――妄想力を高めたりキー操作能力を高める――を肥大化させているように感じます。2ちゃんねるの主宰者と私のネットに関するポリシーは正反対だとは思いますが、この点については完全に同意します。インターネットは大人にとってもリスクだらけで自己管理するのに大変なのに、ましてや子供にという発想があるのでしょう。それが子供にとって災厄なのか福音なのかは別問題ですが。
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それよりも、ちょっと不気味なXXXニュースを、「なるほど、最近の子供ビジネスはこういうトレンドなのか?!」と思わせるような「読者に読ませる」媒体に改善してくださいな。あるいは、ビジネスならびに研究向けに別媒体にしたほうがよいかも。
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