Nature の届く朝は楽しいねぇ

mitzubishi2008-06-05

Very interesting sci.non-fic.article from the Nature magazine,Volume 453 Number 7196, 2008.
"The mapping of large-scale human movements is important for urban planning, traffic forecasting and epidemic prevention. Work in animals suggested that their movements might be explained in terms of a random walk, a mathematical rendition of a series of random steps, or a Lévy flight, a random walk punctuated by an occasional larger step. The role of Lévy statistics in animal behaviour is controversial, but the idea of extending it to human behaviour was boosted in 2006 by a report of Lévy flight-like patterns in human movement tracked via dollar bills."(source: www.nature.com/nature/journal/v453/n7196/covers/)

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◎梅棹の共同研究論
「しばしばききます誤解のひとつは、共同研究というのは専門をおなじくするもののあつまりだというかんがえでございます。このかんがえはまったくだめなんです。専門をおなじくするひとはべつにあつまらなくてもいいのです。専門のちがうひとがあつまるのが共同研究です。専門をこえて共通の関心をもっている人たちが共同で研究をする、これが共同研究です。おなじようなことをやっている仲間があつまってやる、そんなことはやってもしようがないんで、ちがった立場、ちがった方法をもって、共通の関心の問題にあたるというのが共同研究です、だから、ディシプリンがちがうということが前提になっているのです。インターディシプリナリーな研究方法、これが共同研究です。……/つまり、ディシプリンを異にする人たちがあつまって、それぞれのディシプリン、ちがった立場からの学問的な情報をもちよってつきあわせる、これが共同研究なのです。それぞれおなじようなものをだしたのでは、なんにもならない。ちがった立場からあたらしい仮説を提出し、共同研究の人たちの批判にさらすというわけです。そして、ことなった立場、ことなったディシプリンのひとの見かた、かんがえかたをくみあげる。共同研究のメリットはそういうくみあげ装置ということだとおもうのです。/ここで、ひじょうにだいじなのは、タコツボ化してはいけないということです。研究者はつねにその点をかんがえていかなければならないとおもうのです。(梅棹忠夫『研究経営論』岩波書店、1989年、253-254頁)」(出典:www.law.osaka-u.ac.jp/~kado/voice/umesao.htm)[→法情報とは?][→法調査研究][→法情報検索