nature vs. nurture

ざっと読みました。
SOH君の見解は、戦後の米国で文化人類学で長い間論争があったnature vs. nurture の学界的遺産を全く無視した愚見と拝察しました。このような科学的に正確さを欠く安直な議論を許してきたのは、人間の生物的差異と文化的可塑性に関するきちんとした教育をおこなってこなかった我々文化人類学者の責任であると深く自ら恥じ入る次第です(アメリカの学界では、ベルカーブ論争以来S・J・グールドほどは有名ではありませんが、人類学者がきちんと反論をしてきたのですが、我が国では私も含めてオタク的な議論にかまけて謬見を専門家の立場からきちんと正すという活動が遅れているのです)。
さて、写真の件はいかようにでもかまいません。
かつては人喰いをしたと主張するニューギニア高地のフォーレの記念写真はどうですか?