Heart of Darkness

◎Heart of Darkness
キンシャサ(ロイター) アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)に展開する平和維持部隊、国連コンゴ監視団(MONUC)のパキスタン人要員が、武装勢力から回収した武器を返却し、引き換えに同国内で採掘された金を受け取っていたとの疑惑が浮上している。米人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」が23日指摘し、国連の内部調査の遅れを批判した。/MONUCは、02年の内戦終結後も武装勢力が活動を続けるコンゴの治安維持を目的に、同国内へ1万7000人の要員を送り込んでいる。問題となっているのは、05年にパキスタンから東部イトゥリ地方に派遣された部隊。鉱山町モンブワルで武装勢力から武器を回収する任務に当たりながら、コンゴ軍や地元武装グループ、インド人実業家らと共謀し、200万ー500万ドル相当の金を持ち出したとされる。ヒューマンライツ・ウォッチの研究者によると、同団体はこの件について、「非常に確かな情報」を入手しているという。/また、コンゴの人権団体「ジャスティス・プラス」の研究者も、同部隊と反政府武装勢力国家統一戦線(FNI)」との間に取引関係があったと主張。「回収されたはずの武器が、FNIに返却されていた」と話している。/ヒューマンライツ・ウォッチはまた、「この問題について、国連には1年半も前に大量の情報を提供したが、その後何の措置も取られていない」と述べ、国連当局者らが内部機関による調査を意図的に遅らせているとの見方を示した。/これに対し、国連のモンタス報道官は「内部調査には06年初めに着手し、今後約3週間で完了する予定だ」と説明。コンゴの治安状況などが原因で調査が長引いたことは認めたうえで、「不正行為が見つかった場合は、迅速に透明な措置を取る」と強調した。/一方、パキスタン軍の報道官は、この疑惑を「悪質な事実のわい曲だ」と一蹴(いっしゅう)している。

神経系中枢部・解剖学用語集(慶応大学)
→lateral habenula 側手網(そくしゅもう、と呼べばいいのか?)の訳語検索に使いました。ネイチャーのポッドキャストのニュースでNIHのOkihide Hikosaka, M.D., Ph.D., Senior Investigatorのインタビューを聴いたため。ドーパミンニューロンとさまざまな嗜癖の関係など……。ま、怪しくもあり興味深くもあり。
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◎政敵を追い落とすために作った法律によりやがて失脚す
国立大学時代は、私物の設置は研究室には原則ダメと言われました。
その見解を示した人[記憶では部局の事務長]は、研究室や教室は貸与されたスペースで「本来は私的なものは置けない」と。
では、冷蔵庫やコーヒーメーカーは?という私の質問に「電気代がかかるのでなお悪い(=盗電)」。
じゃ、どうしたらいいのか?という質問に「管理者から撤去依頼があればすぐに撤去できるようにしておけば容認されうる」と玉虫色の返事。
その10年後には私は管理者として、若手教員からの質問に同じことを答えてました。
他方で、実験系の研究室なら「(昔は)フィルムや現像薬の保管や試薬の保管に必要」と校費で冷蔵庫などを買って、飲料の保管にも使うという「実態」はありました。でも今はそういう手口もできなくなったか(例:模型作りの接着剤を保管する)。
ただし、国立大学時代の野放しの時代とは異なり、今日では随分様変わりしてきました。
まず、法人化して、我々の職場が「学校」ではなく「労働現場」になったことです。これにより、職場の安全基準がぐっと厳しくなり「労働現場」の管理者は「労働者に災害がふりかからないように」研究室や教室に余計なものを置かないようにと消防署などから「勧告」を受けると撤去しなければならないようになりました。(おまけに自販機やコンビニの普及で必要性がぐっと少なくなってきました)。
今日において研究室や教室は聖域でも何でもなく、ただのレンタルスペースになってしまいました。教員は、ほとんど権利をもたない店子みたいなもんですな。教員はスペースをお借りして商売(=研究と教育)しているだけ。
CCレモンがXXXXPOOOOに間借りしていることで、この組織が得た最大の教訓は「どこにもタダのスペースはない」ということでしょうかね。確かにそうだわ。世界は私的所有で分割されている。だからコモンズの悲劇は[放っておいたら]必然だということでしょうな。
※冒頭の、目くじらを立てると天に唾するとは、例えば、政敵を追い落とすために作った法律によってやがて自分も失脚させられるという意味です。