嗚呼麗しの國、安らかに逝け!チーム・ジャパン!

美しい国へ (文春新書)う〜ん、やっぱり週刊誌(『文春』)!読ませるねぇ・・・・ドラマ仕立てにするには、人物像を中心に描くことが重要というのがよくわかる。社会学ライフヒストリー研究における形式論分析がつまらないのは、人物の活写がそのような枠組みにそのまま入らないからだろう。
「「広報プロフェッショナル」が売りの世耕弘成補佐官は、内閣支持率の急落で「世耕戦略のミス」と疑われているが、
井上義行・首席首相秘書官が、補佐官たちを個別に首相に会わせようとしない。側近ナンバー1の座を奪われまいと警戒している。世耕氏も三週間会えなかった」(全国紙官邸担当記者)。/世耕氏は「美しい国」が「何をしたいのかよく分からない」と不評なため、政権が百日過ぎた新年を機に新しいキャッチフレーズを打ち出すよう進言したが、拘りのある安倍首相はこれを却下。/結局、教育再生のパフォーマンスで首相に小学校で給食を食べさせたり、いじめキャンペーンで松井秀喜選手のコメントを官邸のホームページに載せたり「民間企業なら広報係長クラスの企画」(同前)しか手掛けさせてもらえていないという気の毒な状態。/日本版NSC国家安全保障会議)創設に張り切る小池百合子補佐官には、前副外相の塩崎恭久官房長官が「官邸の外交・安保は俺が仕切る」と横槍を入れている。NSCは既存の安全保障会議の下に押し込め、「大事なのは情報力」と新たに統合情報本部(仮称)創設へ動き出した。/大忙しの教育再生会議を担当する山谷えり子補佐官は、有識者は勝手なことを言い散らし、自民党文科省からは小突かれ散々な日々。下村博文官房副長官に助けを求め、案の定政治家としての力量不足をさらけ出している。/根本匠補佐官にいたっては、経済財政担当のはずが、日銀の利上げや増税論争をよそに、なぜか「アジア各国との連携強化」というのんびりしたテーマに取り組み、何をしているのかだれも知らない。/もっと悲惨なのは、拉致問題担当の中山恭子補佐官だ。/「予算は三倍に増えたが、圧力の掛け声ばかりでやることがない。訪米計画はあるが、会う相手もいない。決まり悪いためか、正面玄関でなく官邸裏の通用口からこっそり出入りしている有り様」(同前)/そうこうするうちにヤマタクに訪朝され、米朝は急接近。参院選後に「使い捨て」となるのも時間の問題か」(seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070125-01-0702.html)。