Benny Green Quintet

An American In Paris: Original Motion Picture Soundtrackティーンの子どもをもつ親にとっては、「PAW」「MOS」「CD9」といった3文字の略号が、卑猥な4文字語以上にいまいましいものにちがいない。/これも時代の特徴だと言える。この年頃の子どもたちは、インスタントメッセージ(IM)や携帯メールなどのツールに、ごく自然にあっという間になじむ。そうした場面では、話の内容を仲間以外に知られないために頭文字語やスラングが使われることがある。しかし親にしてみれば、こうしたIMスラングはあまり心地いいものではないはずだ。「PAW」は「parents are watching(親が見ている)」の略。「MOS」は「mom over shoulder(母親がすぐ後ろにいる)」の略。「CD9」は「Code 9」の略で、これも親が近くにいることを意味する。調査によると、4人に1人の子どもが、日々こうした暗号を使って、チャット友だちが不用意に立ち入った話をしないよう合図を送っている。/しかし、何の略かは秘密にされているにもかかわらず、インターネット利用に長けた親たちは、暗号解読のツールを次々と手に入れる。そして、親と子のいたちごっこが続く。監視ソフトウェアを使ったり子どもの後ろから見ていたりして、「wu」(what's up:「調子はどう?」の略)や「plox」(please:「お願い」の意)など、わけのわからない言葉を見つけると、親はNoSlang.comやTeenangels.org、Teenchatdecoder.comといったサイトに行って、すぐさまその略語の意味を調べる。子どもたちはさぞかし歯ぎしりをしていることだろう。」(japan.cnet.com/sp/kids/story/0,2000072741,20338718,00.htm)