ジーン・アモンズでジーン

Boss Tenor (Reis) てなことはほっておいて、柘植あづみ教授の授業シラバス出典)は参考になる。
1・2 回 医療社会学・医療人類学とは何か:なぜ、医療についての社会科学的視点が必要なのか。
医療化とは何か :医療化という概念がなぜ生じたのか、医療化の肯定的側面と否定的側面について考える。
◇ 進藤・黒田編『医療社会学を学ぶ人のために』(世界思想社
◇ I. イリッチ『脱病院化社会』(晶文社

3・4・5 回 「生殖」への多様な視点:人口抑制政策と生殖管理
◇ ラッペ&シュアマン『権力構造としての<人口問題>』(新曜社
◇ ビデオ『もうひとつの戦争---インドの人口政策と女性たち』
◇ 柘植が写したネパール・家族計画に関するスライド

6・7・8 回 出産の医療化:なぜ病院分娩が増えたのか--- 助産婦の役割の変遷からみる医療政治
◇ 中山まき子「赤ちゃんは火曜日の午後に生まれる」 『ソーシャル・クエスト』
◇ 吉村典子『子どもを産む』(岩波新書
◇ B.エーレンライク、D.イングリッシュ
  『魔女・産婆・看護婦−女性医療家の歴史』(法政大学出版局
◇ 大林道子『助産婦の戦後』(勁草書房

9・10・11・12 回 生殖技術:不妊治療と胎児診断における意思決定
◇ ビデオ(NHK/ETV8)
◇ 坂井律子『出生前診断』(NHK出版)
◇ 佐藤孝道編『出生前診断』(ゆうひかく選書)
◇ 柘植の出生前診断に関する調査結果から

13・14・15 回 死と文化:臓器移植、エンバーミングホスピス・終末期医療
◇ サドナウ『病院でつくられる死』(せりか書房
◇ 『病院で死ぬということ
◇ 原ひろこ『ヘアー・インディアン』(新潮社)
◇ 柘植が写したネパール火葬ビデオ、日本の葬送儀礼のビデオかスライド

16・17 回 身体:文化の象徴としての身体
◇ 『パパラギ』(立風書房
安積遊歩『癒しのセクシートリップ』(太郎次郎社)
  『車椅子からの宣戦布告』(太郎次郎社)
◇ 劇団態変のパフォーマンス・ビデオ
◇ M.ロック「自然な身体という神話」(『現代思想』1998年9月号)
◇ R.マーフィー『ボディ・サイレント』(新宿書房
◇ M.ダグラス『象徴としての身体』(紀伊国屋書店


18・19 回 「病い」と「疾病」の違い
◇ 波平恵美子『いのちの文化人類学』(新潮選書)
スーザン・ソンタグ『隠喩としての病い』(みすず)
◇ アーサ・クラインマン『病いの語り』(誠信書房

20・21 回 「病人」とは何か
パーソンズ『社会体系論』(青木書店)
◇ ゴッフマン『スティグマ社会学』(せりか書房
◇ 柘植の病院調査から「病人」と「患者」の認識

22・23・24 回 「医療者」とは何か:医師、看護婦、コ・メディカル・スタッフ
◇ フリードソン『医療と専門職支配』(恒星社厚生閣
◇ 黒田編『現代医療の社会学』(世界思想社
◇ 佐々木『おたんこナース
◇ アン・ハドソン・ジョーンズ編 『看護婦はどう見られてきたか』(時空出版)

25・26 回 医療情報とインフォームド・コンセント
医療過誤訴訟から見る日本の医療:医療過誤訴訟の実際、医療過誤訴訟の壁医師---患者関係とインフォームド・コンセント、患者の権利、加藤編『医療過誤から患者の人権を守る』(ぶどう社)