トヨタ市がデトロイトにならないという保証はない!

閑話休題
 一昨日、あの大企業のお膝もと豊田市に行ってきましたよ。「多文化(共生)ソーシャルワーカー」なるもの養成が福祉関連の研究者と地方自治体の「国際課」などを中心に構想されているようです。自動車関連企業で働く日系ブラジル人の多い中部地方が中心になっているようです。名鉄豊田市の駅を降りてびっくり、百貨店をはじめおおきなビルがあり駅前再開発がおこなわれていました。付近の川には立派な橋が、巨大な体育館などが建設されていました。一言でいうと「裕福な町」。公共物の標記は、日本語、英語、ポルトガル語でしたね。バブル以降、しょぼいニッポンという一般化をしてしまいましたが(九州の地盤沈下でそう思っていたのか!?)そいうのは偏見だということがわかりました。労働移民的に言うと、中部地方に行けば仕事があるという感じでしょうかね。
◎しかしトヨタ市がデトロイトにならないという保証はない!
 言うまでもなく豊田市の繁栄は、豊田市民の勤労の成果ではあるが、世界に冠たる企業の法人税によって潤っていることだ。ということは、親亀こけたら子亀、孫亀みなこけたの論理で、未来永劫デトロイトのようにならないという保証は絶対にない。どういうことでも、繁栄を謳歌する人の最大の落とし穴は傲慢ということだ。