スリリングな読書経験

学生・院生の皆様へ
 指導教員の人たちに日頃から、クリティカルに読めといつも言われているますが、その分野を勉強しはじめた君たちの中には「何を批判的に読んだらええの?」という疑問が出てくるかもしれません。日本語の批判や英語からの外来語=クリティカルというニュアンスは、なんかケチつけたりイチャモンするんかいな?と思われるかもしれません。そうではなく、わくわくしながら読むとか、ふむふむ、それでどうなんの?という風に、著者や、その著作が書かれた時代や研究状況がどんなものかと想像しながら読むということです。あるいは、そのような立場(=著者になりきる/時代の傍観者として著者をのぞき込むように)になって読む。言い換えると、クリティカルに読むというのは、推理小説を読むようにスリリングな読書経験を、その中に再現するということなんですわ〜♪