歴史は繰り返す、最初は大虐殺として、次は

【歴史は繰り返す、最初は大虐殺として、次は民族浄化として!】
 うヒャーっ! ハンナ・アーレントによると、ナチスユダヤ人虐殺の前哨戦はドレイファス事件だが、それはユダヤ人将校のスパイ疑惑などが本題ではなくて、ユダヤ人「問題」を超えた人民統合を唱えたクレマンソーと(経済バブルゆえに政治)腐敗していた国会議員との対立によるものであり、前者の原理が後者のそれに(実質的に)負けるという構図を理解しなきゃならんという。誠にその通りである。で、それがなぜ、第二パナマ運河かというと、その19世紀末の腐敗国会議員たちのスキャンダルとは、パナマ運河の採掘権をめぐる資金集めとその破綻により、フランスの20万人のプチブルジョアが貯蓄した金がパーになることで、国民統合の箍がはずれるのだ。この第二パナマ運河の出資先は中国人たちの投資により運営されるとのことだが、香港学生の圧殺に成功した中共政府が関与していることは明白だ。未来の(そして現在でも存在しない)中国の「国民統合」が乱れる時に、誰がスケープゴートになるのかは、明白だ。それは中国領内における少数民族である。漢民族の呪われた歴史からみて、泰西のそれから学ぶことはないだろう。歴史は繰り返す、最初は大虐殺として、次は民族浄化として!
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完工後は最長100年の管理運営権の付与
【北京・石原聖】中米ニカラグアで22日、太平洋とカリブ海、大西洋を結ぶ大運河の建設が始まった。事業を手掛けるのは香港の中国系企業で、完工後は最長100年の管理運営権をニカラグアから付与される。米国の「裏庭」と呼ばれる中米で、パナマ運河の規模を超える大事業に中国系企業が乗り出したことは、米国を刺激しそうだ。/この会社は「香港ニカラグア運河開発投資有限公司(HKND社)」。物流や通信事業を手がける「信威通信産業集団」(北京市)の王靖・代表(41)が2012年に設立し、13年にニカラグア政府と建設や運営に関して調印。その後、HKND社は中国の国有企業と運河建設の協力関係を締結した。/ニカラグアは台湾と外交関係があり、中国は表だって動けない。このため、安保関係者の間ではHKND社の背後に中国政府や軍がいるとみられている。「ビジネスの形を取って中国が戦略的に米国の裏庭に手を伸ばした。米国がキューバに急接近した遠因の一つ」との見方も出ている。/AP通信や中国メディアによると、新運河は全長276キロ、幅83メートル、水深約28メートルで40万トン級の船舶が航行可能。総工費は当初より100億ドル膨らんで500億ドル(約6兆円)。/米国が建設し、今もその影響を受けるパナマパナマ運河(約80キロ)は15万トン級が限界で、現在拡張工事が行われている。/ニカラグアは人口の半数が貧困層だが、環境影響調査や建設など一切の費用は負担しない。予定通り19年に完工すれば、HKND側は50年の経営権を取得し、さらに50年の延長が可能だという。/一方、ニカラグアでは、運河が飲用水に使われる中米最大の淡水湖・ニカラグア湖を通過するため、首都マナグアで5000人規模の抗議活動も起きたが、HKND側は多額の補償金を支払ったとの立場。22日、南部リバスでの着工式で、王氏は「自然を壊したら幸せをもたらす運河ではなくなる」と環境への配慮を強調。太平洋側のブリト川河口で業務用道路の建設が始まった。
http://mainichi.jp/select/news/20141224k0000m030066000c.html