文科省の官僚よ、よく聞け!

文科省の官僚よ、よく聞け!】
 いま、職場のOPACをごちょごちょいらっていて改めて感じた。日本の大学図書館ってのは、なんでこんなに貧相なんだ?ーーかつて電子化でそれをカバーすると妄言を吐いていた理工系出身の図書館長がいた。日本では著名な某図書館長は理工系なのだ、これはダニエル・ブーアステインに代表される米議会図書館長などのレベルの足下にも及ばない。日本の知識人の読書と収書に対する執念が、個人書斎のコレクターレベルにとどまっていて、公共財、とりわけ大学の知識生産の超重要な知的公共財という視点がないためだろう。だから、そんな環境で勉強する学者様のレベルも底が知れたものになる。留学組の学者は、留学時のだけの自己の知的貯金だけをせこく守り、自国の自分の弟子達の知的環境を整備しない。ま、嘆いていても仕方がない、とにかく文句を言い続けることだ。文科省の官僚よ、よく聞け!世界のトップ100に日本の旧帝大を突っ込むには、ここのところをもっと覚悟して、金を突っ込め!図書館と教育は百年の計なのだ、馬鹿やろう!