戦争放棄する真の動機

戦争放棄する真の動機は「巨大な悲劇」を回避することに決まっている!】
 魚雷というのは、ネーミングもさることながら、その兵器としては、敵艦の乗艦者を恐怖に陥れるという点では、最高の身分と資格をもつ。というのは巨大な軍艦というのも、それに比べば相対的に小さい、そして価格的にも遥かに安い兵器にて沈める(=敵の乗組員を溺れさす)ことができるのだ。もし、人間がまともな理性をもっていたら、魚雷の発明をもって、高価な軍艦と貴重な乗組員を犠牲にする海軍備はいかに無駄で、戦争(=海戦)を止めようと思うのだが――核兵器と同様――だれも戦争放棄には向かわなかった、ただひとつの例外=ニッポンを除いてはね〜♪