統治性の安易な適用に笑止

グアテマラではFriajanesの囚人たちが暴動をおこして看守たちが人質にとられた。国家の統治性に関する事例として登場するこのエピソードは第三世界はよくある話ではある。この場合、犯罪者を収容した時点で統治は成功しているのか?それとも監獄の統治が失敗しているのか?外国の報道関係者が堂々と中の情報を国際世界に発信している点で国家情報やイメージに関する統治は失敗したのだろうか?_安易にフーコー流の統治の概念を振りかざして訳知り顔をする自称〈若手研究者〉の困惑する姿を思い起こす。それとも連中は理論をピュアに保てば現実への適用などどうでもいいと考えるのか?