クレイマーの自己治療

【自分がクレイマーではないかという自覚をもつ人の自己治療の方法】
(1)御自身よりすごいクレイマーと対決してクレイマーの恐ろしさを知ることで、クレイマー・ボジティブ・フィードバックがどのようなメカニズムでおこるのかを学習する――ただしリアルな相手がいるのでリスキーです。
(2)上記のことを思考実験する。学習の真剣度は下がるが、クレイマーの存在がどれだけ醜いか、社会にどれだけの不利益を齎すのかという反省を通して、クレイマーとのコーピングを想定すると同時に、自分がもつ問題点や原因を自覚する。思考実験なのでローリスクです。
(3)共に決して世の中からクレイマーをなくしたいとか、迷惑を被っている人を助けたいという「宗教的な熱情」を御自身が決してもってはいけません。なぜならこの「宗教的な熱情」そのものが、クレイマーが持っている自己矛盾ダブルバインドそのもので、多くのクレイマーが抱えている「病理」がここにあるからです。
(4)破綻したクレイマーが背負わなければならない帰結を知ることで、抑止力効果があります。社会が制裁する、恐喝、ハラスメント、詐欺、迷惑行為、器物損壊、道徳的非難を陰に陽に受けること、などを自己反省的に功利計算します。それだけでもクールダウンできます。