Intimacy sphere?

http://d.hatena.ne.jp/jtsutsui/20090109/1231431196
質問なのですが、筒井先生のこの文章では、親密さ（Intimacy）という文言は拝見できますが、親密圏（無理やり訳語を作ると Intimacy sphere?）という言葉は標題のみです。親密圏という言葉は術語として確立されているのでしょうか？後者の用語で検索するとGCOEのプログラム名などに使われているようなのですが、術語の定義も検討も見つかりませんでした。内田樹さんのエッセーにもこの用語がありました。浅薄な質問ですが、向学のため是非ともよろしくお願いします。垂水源之介
う〜ん、アマゾンのコメントに次のようなものもあった
『親密圏のポリティクス』の「編者の斎藤［純一］氏は「親密圏」を「具体的な他者の生への配慮/関心をメディアとするある程度持続的な関係性」とさしあたり定義する」
京都大学GCOEプログラムのホームページ「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点 （社会科学）」（リーダー：落合恵美子）には、こんな文言が……「親密圏とは愛情やケアなど特別な関係で結ばれた人々からなる領域をさします。従来の近代社会モデルでは、近代家族、市民社会、国家の3層が截然と区別されていました。しかし、1970年代以降、この構造が流動化して、マクロ方向では国家を超えたグローバルな社会システムが生まれつつあり、ミクロ方向では家族の多様化や、さまざまな私生活のあり方が登場しました。「家族」に替えて「親密圏」という概念が用いられるようになったのはそのためです。」（→出典）