アイヌ・コスモロジー・ミメシス

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 本日はヌササンに命を吹き込む作業は、どうも、御苦労しゃまでございました。
 あの時に気の利いたコメント言えなくてごめんなさい。他の先生方のコメントがイマイチなので、それで頭が妨害されて思考が集中できんかったのです。
 俺は研修生の連中にも伝えてほしいのですが「アレは複製・復元にあらず親方次郎太と一緒につくった〈ゲージュツ作品=共同製作アート〉と思うべし!」と伝えてやってください。私が〈アート〉とする根拠は、次郎太さんが指摘した「ミニチュアだけど縮尺がバラバラ」という指摘ですね。前のモデルの製作者もそうなのだが、この作品はアイヌが和人の依頼を受けたみずからのコスモロジーの再現(リブリゼンテーション)行為ですね。芸術論からいうとアリストテレスに遡れるミメシスですね。前の製作者もそれをやっているわけです。
 だから前の製作者と製作意図と依頼者の関係が、今般の場合は全く異なるわけだから(おまけに魂を込める行為を含めて)精巧なコピーでありながら、そこに込められまた、表出されるコスモロジーは現代の製作者の人達のオリジナリティー(=独自性)があるということです。ま、これについてはもうちょっと皆さんと考えたいけど、まず言いたいのはこういうことでした。
垂水源之介こと ゐ より♡