小松左京死す!

「日本アパッチ族」を読んで、僕は日本の戦後というものを学んだ。開高健「日本三文オペラ」よりも左京さんの「日本アパッチ族」のほうが、中学生の僕にはリアルだったのです!。鶴橋のたばこ屋の大伯母さんの店に母に連れられて在日を知り、大阪砲兵工廠のあの広大な 瓦礫の山を環状線から眺めた、そこにアパッチが住んでいたことはSF以上のHR(歴史的リアリズム)そのものだったよ。桃谷マッコリで乾杯じゃ!