「次世代による生物多様性子ども会議」情報

名古屋市で昨年10月に開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の成果を、子どもたちの視点で再び発信しようと、高校生らが子ども環境会議を企画している。
 会議名は「次世代による生物多様性子ども会議」。県内の小学5年〜中学3年が集まり、11月5、6日に名古屋市緑区大高町の市青少年宿泊センターに泊まり込みながら、地球上の生き物を守るために自分たちができることを話し合う。
 企画の中心は、3月に発足した学生環境団体「NEO」。20人ほどのメンバーは皆、COP10に触発された。会場ブースで手伝いをした瑞陵高2年水野翔太君(16)は「国際会議の雰囲気に圧倒された」。世界の小中学生が集う国際子ども環境会議に参加した向陽高1年徳武雅也君(15)は「もっと幅広い人と議論がしたくなった」と言う。
 NEOは現在、自然学習会の運営に携わるほか、名古屋市NPO法人「こどもNPO」と会議の実行委員会をつくり、準備を進めている。
 事務担当の春日井南高2年三宅泰輔君(17)は「COP10を機に、里山生物多様性という言葉を知った子も多い。あらためて環境のために自分たちでできることを一緒に考え、実行していきたい」と意気込む。
 実行委は、会議に参加する小中学生を募集している。参加費1000円。定員は先着30人。問い合わせ、申し込みは、こどもNPO=電052(896)4295=へ。締め切りは25日。(加藤弘二)」
出典:リード「生物多様性を高校生ら発信 COP10の火、次代も絶やさず」(中日新聞)www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110723/CK2011072302000188.html