排泄物を食べる、経験

「インド南部マドライ(CNN) ナラヤナン・クリシュナンさん(29)は8年前、高級ホテルチェーンの若きシェフだった。その腕を認められ、スイスで一流の仕事を得るチャンスを目前にした帰省先で、飢えた老人男性の姿を目にしたことが転機となった。/クリシュナンさんは02年、欧州行きを前にインド南部マドライ市内の寺院を訪れていた。老人は橋の下で「自分の排せつ物を食べていた」という。「その姿を見た時、本当に心が痛んだ。文字通り衝撃を受け、次の瞬間には男性に食べ物を提供していた。そして残りの人生をこれに費やそうと決心したのだ」と、クリシュナンさんは振り返る。/心に焼きついた光景に突き動かされるように、クリシュナンさんは仕事をやめて故郷に腰を落ち着け、新たな使命に取り組み始めた。精神障害などで自立が困難な貧困層に、救いの手を差し伸べたい。そのために03年、「アクシャヤ・トラスト」という非営利組織(NGO)を設立した。アクシャヤはサンスクリット語で「不朽の」「不滅の」という意味。人助けの精神が永遠のものであるように、との願いが込められているという。/「インドは貧しい国だ。路上には多くの精神障害者が放置されている」と、クリシュナンさんは話す。これまでに、ホームレスや貧困層に1日3食、計120万食以上の食事を提供してきた。家族に見捨てられたり虐待を受けたりした高齢者らが多数を占めるという」。(CNN.Co.JP www.cnn.co.jp/fringe/30001203.html)
◎うんこの哲学
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/990315scat.html