宗教原典テキストと解釈の時代的・社会的相対性

X会のみなさま
私は古いロートルの幽霊メンバーでご存知のない方もいらっしゃるかと存知ます。
職場に近いところでの研究会なので、久々に旧交を暖めたいと思っておりましたが、別件で研究発表(インドネシアからEPA協定による看護介護移民労働問題)があるので出席することが叶いません。また、生駒研究の続編が出るという企画も聞いており、たいへん楽しみにしております。
このMLには登録させていただいていますので、また機会のある時に、ご交誼をいただければ幸甚です。
いつか皆様とお会い(再会)するのを楽しみにしております。
追伸:
この1週間ほどは、メキシコのチアパス州の図書館でアーカイブワークをしていました。1950年代にプロテスタントに多くが改宗したラカンドンという人たちの神話や宇宙論研究ですが、総合的にみて民博のほうが資料が豊富にあるとネットで調べてわかった次第。また少数先住民への支援者のホームページが充実しているのですが、こちらのほうは、西洋的な「神話」「先住民宗教」のカテゴリーによって、再解釈された神話の断片や要素などが情報として散らばり、現代のオカルト言説として結びつきやすいことも感じました。総じて、宗教社会学的?に考えると、宗教原典テキストと解釈の時代的・社会的相対性と、現代における宗教的シンボルの社会的動員力などの関係について、考えさせられました。これから首都(メキシコ市)サンフランシスコと飛行機を乗り継ぎ、日本に帰国します。