カビ臭い本からにおいをとる方法

カビ臭い本ねぇーーカビ臭い〈ひと〉と〈思想〉は捨てるしかありませんがーーその本の現在の状態によりますね。
かび臭さの、臭いの質と強さがわからないので(臭いに対する感受性は、文化差のみならず個人差の幅が広いからね〜♪ )どこまで除去してあげればよいのか不詳です。
まず本そのものが湿気って臭っている場合は、まず陰干しで本を立ててページに空気が当たるように乾燥させること。ページに湿気取りの紙を挟む方法もあります。前者の方法には注意が必要です。なぜなら前者だと、写真誌のようなアート紙だと乾燥してよれよれになるから、前者のようにしてゆっくり乾燥させる方法がとられます。
臭いの原因の一つはカビの胞子(色のついたシミや粉末になっている可能性がある)にあるので、それを除去することが先決。乾いた布や紙でふき取るというものです。ただし摩擦が強いと剥げてしまうので、ご用心。
そのような努力をしてもなお、臭いがとれない場合は、香水などを振りかけて、より強いにおいをしみ込ませるーーまさにかび臭い思想よりもより薫り高い思想に置き換えるーー方法もあります。
もし代替が効くーーつまり新しい本が手に入るーーのなら、それに乗り換えるという方法があります。