文化人類学のジャングルは険しく気高い: High forest of anthro.

mitzubishi2009-11-05

対話型の授業をやっているので、私とHHさんの対談(前半)に触発されて、後半では学生がHHさんにガンガン質問しまくり、そのリプライを聞きながら、あわせて文化人類学の講釈をやり、学生たちには(もちろんHHさんにも)「ははん、文化人類学の見方ってこんなに面白いんだ!」と啓蒙主義的に思わせて、じつのところ隠された動機すなわち、我々の著作の販路を広げてゆくというのが、私にとってもOOさんにとっても、理想の経路、すなわち安泰の道ではないでしょうか?
もっとも、実際はレヴィ=ストロースなどの先人同様に、文化人類学のジャングルはけわしく、彼ら先住民の「野生の知(ロゴス)と血(パトス)」の導きによってのみにしか拓けてゆかないということは言うまでもありませんし、その道は容易ではないことは、我々の人生が語らしめているところですが……