虎の死亡公告

虎の死亡公告
「【コロンボ=佐藤昌宏】スリランカ内戦で、少数派タミル人反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)は17日、「我々は銃を置くことを決定した」とするセルバラサ国際広報委員長名の声明をウェブサイトを通じて発表、事実上の敗北宣言をした。/LTTE最高指導者のプラバカラン議長は死亡した可能性があり、政府軍は遺体の確認をしているが、4月下旬に始まった大規模な掃討作戦は実質的に終了した。/政府軍報道官は17日朝、抵抗を続けていたLTTEのメンバーのうち、海への脱出を図った約70人を殺害し、「人間の盾」となっていた一般住民を残らず救出した、と発表した。1キロ平方にまで縮小したLTTE支配地域では、散発的な戦闘が続いており、LTTEは自爆テロ攻撃で対抗しているが、戦闘員はほとんど残っていない模様だ。/プラバカラン議長は16日夜、幹部らと共に集団自決したとの情報があり、死亡が確認されれば、残存するLTTEのメンバーが戦意を失うのは確実とみられる。(2009年5月17日21時06分 読売新聞)」(www.yomiuri.co.jp/world/news/20090517-OYT1T00577.htm)
続報:
「 【ニューデリー19日時事】スリランカのラジャパクサ大統領は19日、議会で演説し、「テロリズムを完全に打ち負かし、全土を解放した」と述べ、少数派タミル人の反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラLTTE)」に対する勝利を宣言した。大統領はその上で、復興を急ぎ、内戦の原因となった民族問題の政治解決を目指す考えを明らかにした。/大統領は「わが政府は、他国からは不可能とも指摘されたテロ撲滅に成功した」と強調した上で、国際社会に支援を要請した。/内戦の主要な舞台となった北部では、今年1月以降だけでタミル人を中心に25万人を超える避難民が発生した。当面はその再定住や、荒廃した社会基盤の復旧が最大の課題となる。/避難民の多くはLTTEに「人間の盾」として連行された人々とみられる。政府当局は一部を除いて国際支援機関の現場入りを認めておらず、各地のキャンプでは衛生状態の悪化などが懸念されている」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000100-jij-int)。 
「評論家で社会運動家太田竜(おおた・りゅう、本名栗原登一=くりはら・とういち=)氏が[2009年5月]19日午前5時30分、腹膜炎のため東京都豊島区の病院で死去した。78歳だった。樺太出身。葬儀は行わず、後日お別れの会を開く。喪主は妻栗原千鶴子(ちづこ)さん。/日本共産党を離党し、1957年に日本トロツキスト連盟の結成に参加。続いて第4インターナショナル日本委員会を組織したが、その後はアイヌ解放やエコロジーなど独自の社会運動や評論活動を続けた」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000139-jij-soci)。