となり国戦争

映画「となり町戦争」を観る(夜遅くだったので最後まで視聴できず)。原田知世の市役所の職員(戦争遂行課?)が好演。大東亜戦争のふつうの人の戦争遂行もこうだったのかと妄想する。もしそうだったとしたら、「草の根戦争」の遂行には、各人の責任が分散するはずだが、だれもそれを悪いと感じない。公民館で反戦を訴える若者だけが、エキセントリックだが唯一理性的に戦争の理不尽を告発するだけだ。東條もルメイも同罪だが、天皇も帝国臣民も、分散した戦争責任はあるということになる。東條を合祀することは、明らかに(反米尊皇)イデオロギーにもとづく決定にほかならないが、それならなんでBC級戦犯も合祀しないかったのか[これは純粋に国家神道=帝国の福祉システムとして見たときの疑問だ:靖國神社観光論]。厚生労働省は「戦没者等の妻に対する特別給付金の支給」に関する公告をしていた。

「「人間の盾」10万人以上が避難=制圧作戦間近か−スリランカ/4月22日17時12分配信 時事通信ニューデリー22日時事】内戦が最終段階にあるスリランカで、反政府組織「タミル・イーラム解放のトラLTTE)」のゲリラが抵抗を続ける北東部の海岸地域から、人間の盾として留め置かれていたとみられる民間人が雪崩を打つように流出し、軍当局者によると22日までの3日間だけで少なくとも10万人が避難した。/政府が呼び掛けていた降伏期限は21日に切れており、近く最終制圧作戦が行われるとの観測が高まっている。/この地域は本来、民間人の安全を確保するための「非交戦地帯」だが、事実上、LTTEの最後の支配地となっている。沿岸と内陸を完全に包囲された十数平方キロの地域には最高指導者のプラバカラン議長以下、戦闘員少なくとも200人がいるとみられている」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000104-jij-int)。