国立国語研は民営化せよ

なんじゃ?_国語研は、医療用語の口語化の社会啓蒙を、ウェブやネットでの公開をせず、某糞軽薄書房からの印刷本でで、その責任をすませるようだ。国立研のこの研究プロジェクトは何を考えているのか?_公僕研究者という意識はないのかね。それとも、ウェブは、国語研の敵だと思っているのか?_ウェブにおける日本語の語用論研究もあるだろうと思うが、自分たちは違うとおもっているのか?
国立国語研は、廃止するか?民営化したほうがよい。国語研に、とやかく言われたくない。提案するなら、民間のレベルにまで「下りていただき」、私たちと同じ地平で「人にやさしい」日本語についての「国民的」議論に関わってほしい。
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国立国語研究所は7日、医療現場でよく使われるのに患者には分かりにくい言葉や、誤解しやすい言葉などについて、言い換え例などを示した手引書「病院の言葉を分かりやすく−工夫の提案」をまとめた。12日から書店などで販売する。/計57語を取り上げ、(1)患者に知られておらず、日常語で言い換える必要がある(13語)(2)患者が意味を正しく理解していない場合などが多く、明確に説明する必要がある(35語)(3)重要で新しい概念として普及させる必要がある(9語)−−に分類。昨年10月に中間まとめを公表したが、医療機関などへのアンケート結果を踏まえて一部修正した。/同研究所は「医療者と患者で情報が共有され、互いの信頼が形成されることで初めて医療の安心と安全が達成される。大いに活用してほしい」としている。1冊2100円。問い合わせは勁草書房(03・3814・6861)。【加藤隆寛】
医療用語の主な言い換えや説明の例
(1)日常語に言い換える
寛解(かんかい)】症状が落ち着いて安定した状態
【浸潤(しんじゅん)】がんがまわりに広がっていくこと
【予後】今後の病状についての医学的な見通し
【ADL】日常生活に最低限必要な基本的動作
MRSA】発症した場合、通常細菌を退治するために使われる薬が効かなくなる細菌の一種
(2)明確に説明する
【潰瘍(かいよう)】病気のため体の一部が深いところまで傷ついた状態、ただれ。病気の名前だという誤解が多い
【膠原(こうげん)病】自分の体のある部分を敵と間違え、激しい反応を全身に起こしてしまう病気。「高原病」「抗原病」を思い浮かべ誤解する人が多い
【頓服(とんぷく)】食後など決まった時間ではなく、発作時や症状のひどい時などに薬を飲むこと
メタボリックシンドローム】内臓に脂肪がたまることにより、さまざまな病気を引き起こす状態。単に太っていることと誤解する人が多い
【合併症】ある病気が原因となって起こる別の病気。または、手術や検査などの後、それらがもとになって起こることがある病気
【ショック】血圧が下がり、生命の危険がある状態。急な刺激を受けることだという誤解が多い
(3)新概念の普及を図るために説明を加える
インフォームド・コンセント納得診療。説明と同意。納得できる医療を患者自身が選択すること
セカンドオピニオン】別の医師の意見
【QOL】その人がこれでいいと思えるような生活の質
【緩和ケア】痛みや苦しみを和らげる医療
【プライマリーケア】普段から近くにいて、どんな病気でもすぐに診てくれ、いつでも相談に乗ってくれる医師による医療
【PET】薬剤を体内に注射してから、特別な機械を使って体の中の詳しい画像をとる検査」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090307-00000061-mai-soci)