ジンバブエのコレラ禍とローバト・ムガベ独裁

mitzubishi2009-02-12

池野めだかの、保安官ロバートとは異なり、独裁者ロベルトによる災禍は続く……
下記のロイター配信ニュースは、ただ事実のみを伝える。
「世界保健機構(WHO)の統計によると、ジンバブエでのコレラ感染者が6万9000人以上に拡大したことが分かった。同国の指導者らに対しては、人道的危機を終わらせるよう求める圧力が強まっている。/WHOは、昨年8月以降の同国のコレラによる死者数は3397人、感染者数は6万9317人になったと発表。過去15年間ではアフリカで最悪の事態となっている。/かつては豊かだったジンバブエだが、10人に8人が失業するという経済危機により、医療制度は崩壊。粗悪な医療施設や公衆衛生がコレラのまん延を助長してきた」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090210-00000001-reu-int)。
====(バレンタインデーに続報あり)
「アフリカ南部ジンバブエで昨年8月から深刻化しているコレラ感染で、世界保健機関(WHO)は6日、最新の被害状況を公表し、犠牲者は3371人、感染者は6万7945人に増えたと報告した。/1月30日時点では犠牲者は3161人、感染者は6万401人だった。国連緊急援助調整官室(OCHA)は感染が封じられた兆候はないが、週間比で犠牲者数の増加率に減少の傾向が見えているとも報告した。/ジンバブエで長期独裁政権を敷くムガベ大統領は昨年12月、コレラ流行を受けて非常事態宣言を発令。WHOや国境なき医師団、国連各機関が援助活動を続けている。ジンバブエの雨期は1月から2月かけてピークを迎え、3月下旬に終わる。降雨の増加から、コレラ菌がまん延する状況になり、さらに感染被害が拡大する恐れもある。/コレラの治療には水分の補給が不可欠だが、首都ハラレですら上下水道が整備されておらず、地方では井戸の6─7割が機能していない。さらに、経済は崩壊状態で、ムガベ政権による人権侵害、野党迫害を受け国際社会は経済制裁も打ち出している。また、ジンバブエの医師、看護師らは外貨での給料支払いを要求し、長期ストにも踏み切っている(www.cnn.co.jp/science/CNN200902070016.html)。
他方、テロリズム禍という別の「疫病」について。
この記事は、ロイター配信の情報をもとに、産経の黒沢記者による署名記事になっている。PLOの発表の部分が段落が分かれているので、ロイターなのか、黒沢による独自の取材なのかは不明。もし、ロイター配信の情報であるのなら、黒沢記者のオリジナルな報道がどこの部分にあるのかは、わかりにくい(ないのであれば、いっそのこと、ロイター配信を垂れ流しにするほうがましなのではないだろうか。エルサレムに駐在するのであれば、総選挙と絡み合わせた、選挙民の声を伝えよ。
「【エルサレム=黒沢潤】イスラエル総選挙での右派勢力台頭に対し、和平交渉継続を公約に掲げたリブニ外相率いる与党カディマの勝利を期待していたパレスチナ側では失望が広がっている。/ロイター通信によると、パレスチナ自治政府アッバス議長は右派政権誕生後も政策に大きな変更はないとの見方を示したが、同議長の側近は11日、フランス通信(AFP)に対し、「交渉を継続できる政府にはならない。今回の選挙は地域の政治状況を複雑にした」と懸念を示した。/パレスチナ解放機構(PLO)のアリカット交渉局長も10日、「イスラエル人は和平交渉を麻痺(まひ)させるために票を投じた」と発言。イスラム原理主義組織ハマスの報道官に至っては「テロリスト文化のイスラエル有権者支配を裏付けるものだ」と選挙結果を非難した」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000076-san-int)。