早めの予算執行はよい研究の証し?

以下余談。先般、科研の海外調査の総括班の班会議に出ましたが、学振のルールでは共同研究者のメンバーの不正行為はすべての人が連座される仕組みになっています。早稲田大学の松本(元)教授のスキャンダルはご存じのとおりです。そしてこのような過剰な連座による懲罰を防ぐために本年度からは大胆に共同研究者への分担金の配分を大幅にすすめているということです。また、私が過日、数年前に共同(分担)研究者として受けた研究費執行に関する(事後)監査の際に、研究代表者の経費使途時期(=最終報告書作成月日以降に資料を購入)について監査の関心をもたれたために、分担者の予算執行時期についても後から再度チェックを受けるということ事態がありました。幸い、このことは大きな問題にはなりませんでしたが、予算の早期執行はこれからの共同研究にとってはよい他者評価を受けるための重要なポイントになりそうです。