サービスラーニングってなんじゃ!

下記よりも、もっとよい定義発見!
佐藤豊(ICU)による、定義で文言やカッコつけなどを調整して、
地域における奉仕活動と学びを連動した教授法のひとつ」。ん〜、これで十分ぢゃ。
(佐藤豊「リベラル・アーツ大学ICUにおけるサービス・ラーニング、『体験的な学習とサービス・ラーニング』和栗百恵編、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター、2008年、出典の該当箇所は7ページです)
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サービスラーニング(あるいはサービス・ラーニング, service learning)とは、サービスの提供者と受け手(人間・社会・環境)の両方の変化を意図して サービスの目標と学習目標を結びつける取り組みのこと。具体的には、自己の振り返りと自己発見、価値観・技能・知識の獲得、理解と社会課題の解決を果たす体験が、同時に果たされるように入念に練られたプログラムである。
National Service-Learning Clearinghouse(http://www.servicelearning.org/welcome/SL_is/index.html)
サービスを奉仕実践というふうに言葉を入れ替える。

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奉仕実践の学習(あるいは奉仕実践学習, service learning)とは、奉仕実践の提供者と受け手(人間・社会・環境)の両方の変化を意図して 奉仕実践の目標と学習目標を結びつける取り組みのこと。具体的には、自己の振り返りと自己発見、価値観・技能・知識の獲得、理解と社会課題の解決を果たす体験が、同時に果たされるように入念に練られたプログラムである。

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ICU出典)では、その学習者は学生(まあ言葉の正しい意味での言いかえか?)となって「サービス・ラーニングは、学生の自発的な意志に基づき、一定期間社会奉仕活動(サービス活動)を体験することにより、「教室の知識と社会実践をリンクさせる」新しい教育プログラムです」となっている。しかし、これでは、冒頭の定義の「サービスの提供者と受けての両方が変化する」という趣旨が強調されていない(本当は提供者も変わっているはずなのに!)。
こういうのは、新語の意義を換骨奪胎して、自分の都合のよいように取り込んでしまう(=領有、我有)の典型でんな。