グランドキャニオンの水面と展望台ぐらいの落差?

レコードを洗ってから聴いてみましたよ。
Mantovani Fan Website
ディスコグラフィーによると私の購入したLPは
Favourite Tangos" Mono LLB20002 LL 768 LK4061
のようで原盤は1953年
おまけにRIAA(クロスオーバー500Hz)の規格に対抗していた(あるいはご先祖さま?)ffrr規格(1000Hz)でモノラル録音されています。
レーベルは米国ロンドンで日本のキングレコードでプレスしたものですが、原盤はデッカと同じとのこと。
結局この再生補正の差異でアンプのトーン・コントロールが生まれたというのは歴史エピソードですな。
もちろん盤はボロボロ(特にB面を聞きまくり)で、両面に小さな印紙のようなものが貼ってありました(水洗いした時に一枚脱落)。ほとんど博物館行きのようなレコードではありました。
そのあと1977年にリリースされたスコット・ハミルトン(テナー)のデビュー盤を聴くと、わずか25年の間の音質向上の落差の凄さ(ちょうど、グランドキャニオンの水面と展望台ぐらいの落差?)を感じます。
追伸:
おまけにRIAA(クロスオーバー500Hz)の規格に対抗していた(あるいはご先祖さま?)ffrr規格(1000Hz)でモノラル録音されています。

と書いたのは、オーネット・コールマンのフリージャズのジャケット解説だと500だと書いてあるのだが、ウィキのRIAAカーブの解説だと1000と書いてありました。
http://en.wikipedia.org/wiki/RIAA_equalization
詳細はややこしいですが、ざっとみるだけでも奥が深いですな