「通訳実践に伴う心理的ストレスへの対処入門」

さて、二次受傷という用語は専門的過ぎるのと、司法・医療・福祉などのサービスに関わる職業的リスク(=職業病のひとつで労災認定の対象とする)の部分なので、教育コースの中で「通訳実践に伴う心理的ストレスへの対処入門」という授業科目(1単位分)を必修にすればよいでしょう。もし仮にこの用語を込めるとすると、それはこの授業なかで専門家がきちんとレクチャーして、その病理的メカニズムや対処や治療法についてきちんとレクチャーされる必要があります。要は講師や授業の中身が重要であって、やはりあくまでも実践的であり、また実践家がその実務のなかで適切な心理カウンセリングを受けれる制度を確立することでしょう。